Xデザイン学校大阪校分校ベーシックコース#05ペルソナ/シナリオ法

今回で5回目だが「もう5回も進んでしまったけどできていないことだらけ」という状況。2年かかってもできないことを10回では無理、完成させることでやり方を覚えて後で実践する、という話を聞き少し安心する。

「若者のことがわかると思うのか」という問いに対してちょっと年齢が上がると「わかっているつもり」、おじさんになると「わからないということがわかる」とそれぞれによって認識が変わる。人は他人の事がわかっていない、(過去の学びから)ユーザーは自分のことをわかっていないという事。…じゃあ誰も自分の事をわかっていないという事になるのかとモヤモヤしていた。

ワークショップで上位下位関係分析を進めていくとインタビューイの方が複雑な面持ち。自分がそうだと思っていること、違うこと、色々と出てくる。みんなでディスカッションしながらまとめた後、インタビューイが「自分を知ることができた」と発言していてなるほどこういう事かと納得。

確かにそうかもしれない。自分のカバンにはいつもボールペンが入っている。何か筆記することがあったらいつでも書けるように入れていると思っていたが、本当は勉強会で必要だったので購入したから、人から貰ったから、出し忘れているから…などなど理由は幾つも出てくる。こうやって学ぶと、本当に自分がしたい事って本当はわかっていないということが分かってしまったかも…。

話を戻すと、上位下位関係分析を行うことでインタビューイの事がハッキリと分かったかというと大筋合意、詳細はフワフワしていた。その状態でチームメンバーとディスカッションしていると「この人はこういう部分あるよね」に対して「うんうん」と返ってきたり、「ここってこうじゃないかな」に対して「それは無いんちゃう」と返ってくる。一人で分析を進めていくとわかったつもりになってしまいそうだけど、こうやって複数のメンバーで分析しているからこそ常に「それって本当なの」というクリティカルシンキングを働かせながら分析が進められている。メンバーの意見って大切。さらに、これが可能になっているのはポストイットやペンを使って状況や意見を「外化」したおかげ。今まで簡単に「外化」っ言ってしまっていたが、これってすごい発明なのかもしれないと思うようになった。

不安は多いけど多様なメンバーでディスカッションすることで前に進んでいくことはできている。次回もトライしていきたい。


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