Xデザイン学校大阪校分校ベーシックコース#03ビジネスインタビュー
今回はビジネスインタビュー。
浅野先生が企業様にインタビューを行い、その内容を元にビジネスモデルキャンバスを仕上げて「as is(現状)」を把握。そこから3年後のビジネスモデルとして「to be(3年後)」のビジネスモデルキャンバスを作り、CVCAを描いた。
全体の振り返り
ワークショップでは企業様の現状(as is)から抜け出すところまでは至らず、時間内に案を完成させるので精一杯だった(時間があっても現時点では合格点に達することは難しい)。
この状況から脱却するために一番はじめにしなければならなかったことは「必殺技を捨てる」ことであった。何度も同じところで躓いているが徐々に理解が深まっているとポジティブに解釈したい。
社会の理解
20年後や30年後を見据えてその中途にある3年後のビジネスモデルを考える。
無意識のうちに今の人たちのことを考えていて忙しい人が助かるモデルを考えてしまう。時代の変化は早く、20年後にはワークシェアリングなどで可処分所得の減少と暇な時間を持て余す時代がやってくる。そこを見据えたビジネスモデルが必要であった。
ビジネスの要件
企業のもつブランド(ビジョンやビジネスモデルで過去に形成されたもの)を理解した上で、「それはこの会社が取り組むべきものか?」、「尊敬される企業になれるのか」、「儲かるのか?」、「現代に必要とされるのか?」といった問いかけに答えられることが必要。
そもそも何でこのビジネス(モデル)をするのかという視点に立って考えなければ顧客に選ばれることは難しいし儲からなければ事業自体も成り立たない(CVCAがシンプル)。こういったチェックポイントは沢山あるが徐々に身につけるしかない(経営者は短時間でチェック可能)。
私自身はiPad の充電ケーブルを買う際に純正品とその他の製品を比べて純正品を買っていた。そこまで心配しなくても壊れないとは思うが、いざ買うときにはiPadを壊すリスクを少しでも減らしたいと考え純正品を購入した。ちょっとした理由かもしれないがそれが積み重なっているからAppleの売上に貢献している。
視覚化
ビジネスモデルキャンバス、CVCAをまとめる事で全体像を把握する(視覚化)。複雑なCVCAはコストがかかる(悪手)。過去のUXでは必要な人に必要な機能を絞った。
得られた情報を元にビジネスモデルキャンバス(フレームワーク)を使ってまとめることで全体像が把握しやすい。CVCAを描くことで相互関係が整理されどこにコストがかかるかがわかる。
(今回は浅野先生がインタビューしたということもあるが)短い時間で「将来的に縮小傾向にあるビジネスモデルでありこのこのままではまずい」ことが理解できた。単に話を聞いているだけでは「何となくまずい」で終わっていたように思う。世界中で使われているのはこういう点で優れているのだろう。
逆にこれを活用してさらに良い打ち手まで到達することがスタンダードになっているとも捉えることもできる。勉強し続けなければならない。
ゲームチェンジ
イノベーションは「便利になること(従来の延長線上)」ではなく「できなかったことをできるようにすること」。「この〇〇で何が変わるんだろう」と考え、「〇〇屋さんから〇〇屋さんへ」と表現する。
中国のアリペイの登場などを考えると、3年後のビジネスは激変している。衰退期にあるビジネスに頼ったままでは変化に取り残されるため、「必殺技を捨てた後に何が残るのか(何ができるのか)」を考え出す必要がある。これには当初から学んでいる(はずの)「un learn」、「必殺技を捨てる」ことが必要だった。改めて意識づけたい。
1年間の学びを共有するチームも決まり今回の学びを次回に向けて深めようと思う。
チームの皆様よろしくお願いします。