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盛岡大学×盛岡市 MORIOKA Trek Tour プロジェクトレポート②
盛岡という星でBASE STATIONでは、BASE STATION内での探究サポートと連携し、生徒・学生のみなさんが、地域の魅力を知り、課題を自分ごととして考えることで、自身の活動を盛り上げていただけるように、プログラムを提供しています。
今回レポートするのは、盛岡大学文学部英語文化学科1年生の皆さんが受講する「基礎ゼミナール」と連携した取り組み。学生の皆さんに、新たな盛岡の魅力を伝えるツアーを企画していただく「盛岡大学×盛岡市 MORIOKA Trek Tour」プロジェクトです。
前期は盛岡市の魅力を再認識する機会になるよう、ゲストの方をお招きしてキーノートトークや、フィールドワークを実施しましたが、インプットを増やして実際に自分たちの足で盛岡を回ってみた皆さんに、いよいよ企画をプレゼンテーションしていただきます。
前期の取り組み(キーノートトーク、フィールドワークの様子)はこちらから
11月25日(日)に実施した成果発表会には、学生たちのほか、これまでのプログラムでご協力をいただいた東家の高橋専務やもりけん部のみなさん、そして盛岡市観光課の藤谷課長にもお越しいただき、企画のプレゼンテーションをお聞きいただきました。
今回学生の皆さんから発表いただいたツアーのテーマは次の通り。
・「盛岡の魅力を撮りまくる旅」
・「Morioka makes me strong」
・「建築文化」
・「MORIOKA Historical Building Tour」
あらためて皆さんの発表をお聞きすると、盛岡市民にも知られていないレアな情報が盛り込まれていたり、大学生のトレンドがわかったりと、当初ツアーを企画する上でのルールに定めていた通り「大学生ならでは」のツアーに仕上がっていました。プレゼン資料に加えて、実際にツアーコースを動画に撮って紹介するグループも多く、観る人がイメージしやすいよう工夫が凝らされていたのが印象的でした。
実は今回の発表会に集まっていただいたのは、事前審査会を勝ち抜いた4グループ。その際に審査員の方からは「より主観的な感想が聞きたい」というアドバイスを頂いていました。たしかに、ニューヨークタイムズ紙の「2023年に行くべき52カ所」に盛岡市が選ばれて、市内のさまざまな名所にスポットがあたるなかで、よりみんなが知りたいのはまさに「わたしはここのこういうところが好き」「わたしはここでこういうことをするのがおすすめ」という誰かにとってのお気に入りなのかもしれません。
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アドバイスを受けて、今回の発表会ではそれぞれの主観的な感想を織り交ぜながら、伝え方についても、自作のラップを交えて表現するなど、大学生らしいアイデアや視点が盛り込まれたものでした。
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発表の後には、ツアープランの実現に向けて、どんなことができるかゲストのみなさんを交えてグループごとにお話しいただきました。YouTubeに投稿して実際にいろんな人の目につくようにしよう!というアイデアが挙がりましたが、先日、盛岡という星でのHPにも、みなさんのツアーを紹介する動画が掲載されました!
企画はこちらのリンクからもご覧いただけます
前期・後期と長期間にわたって取り組んできた「盛岡大学×盛岡市 MORIOKA Trek Tour」プロジェクト。この取り組みを通して、参加した皆さんの目には盛岡の街はどんな風に見えるようになったのでしょうか。
プログラムの最後にお話しいただいた感想のなかに、「ネットで見て終わりではなく、実際に訪れてみて初めて、五感で街を感じられた。歴史や自然を感じられる街なんだと知った」という言葉がありました。
当初、映画館に行く時くらいしかまちなかには行かない、どんなところに行ったらいいか分からない、とお話されていた学生さんもいらっしゃいましたが、今回のプロジェクトを経て少しでも地域の見え方が変化し、興味を育てることができたならとても嬉しいです。
今回のツアープランの実現はもちろん、皆さんの地域とのかかわりについて、今後の活躍に期待しています。