003)「パリ・コミューン」……説明するのも難しい
恩師の死の知らせを受けて
今まで教えていただいた恩師に対して
何をすることが、一番のお礼になるのか
それを考えてきた
そして、その結果
発信する側へ!
と思ったTankob_jisanはnoteを始めるのだった
とりあえずは、スタートから始めようということで
恩師に出会ったゼミナールの課題図書を読むことにしたのだ
と、ここまでが、前回のお話
…
……
………
これって、今までの受け取る側と同じじゃない?
ま、いいか
課題図書は
「パリ・コミューン」(中公新書) 柴田 三千雄
ついでに
「パリ・コミューン」 (岩波新書) 桂 圭男
も、読んだ……
何十年かぶりの再読
というか、目を通したという方が正しい
で、感想は、というと
「当時は何もわかってないに違いない……いまでも、よくわからない」
そもそも
ほとんどの人にとって
当時も、今も、「パリ・コミューン」って何?????
に違いないから
19世紀後半
プロイセン・フランス戦争(普仏戦争)にフランスはコケ負けする
プロイセン軍に包囲されつつもパリ市民はあきらめず、徹底抗戦を唱える
そんな中で
ナポレオン三世の第二帝政がたおれてできた臨時政府は
口先では「徹底抗戦」というものの
結局は、プロイセンと屈辱的な講和をする
臨時政府の首班ティエールが市民軍「国民衛兵」の武装解除を試みたとき、
市民たちはそれに反抗し、自治組織「コミューン」を立ち上げる
そうして生まれた自治政府「パリ・コミューン」
市民たちの直接民主制的な運営によって、さまざまな社会改革を進めようとする
だが、しかし
たった2か月で臨時政府軍に徹底的につぶされる……
「史上初の労働者政権」と評価されることも多い
くわしくは、Wikipediaでもご覧ください
歴史ジャンルはあやしいWikipediaではあるが、
パリ・コミューンについては、信用性が高い気がする
ちなみに、受験世界史的に言えば、
パリ・コミューンに参加した写実主義画家のクールベに要チェック!
(見出しの画像「画家のアトリエ」は、大塚国際美術館にあるレプリカを撮ったもの)
以上、簡単ではあるが「パリ・コミューン」の説明
今であれば、
「パリ・コミューン」とググれば、Wikipediaをはじめとして
いろいろ情報が出てくるだろう
しかし、Wikipediaを見ればわかるように、内容については、上記二冊の引用ばかり
現在だって、状況が大きく変わってるわけではない……
が、何十年も前、
「パリ・コミューン」とはなにか、そしてどういう流れだったのか
受験用の用語集の数行の情報しかないわけで
その流れを追うので精いっぱいだったのに違いない
たまたま
Tankob_jisanは高校の課題で
大佛次郎「パリ燃ゆ」を読んでいたので、
流れ自体はそこそこイメージで来ていたのだが……
一緒に学んだ友人は世界史すらまともに学んでいない中で
「パリ・コミューン」
…
……
何が何だか、さっぱり……だったろうなあ
!!!!!
まだ、柴田先生の本の感想まで届かない
以下、次号……きっと
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