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「晩婚化」という嘘に惑わされるな
『サブカル婚活先生』タンクガールです。
結婚相談所業界最大手のIBJ加盟店を運営する本職の婚活アドバイザーで、特にオタク(サブカル好き)の婚活のお手伝いを得意としてます。
私自身もデブ、ダサい、オタク、対異性コミュ障の四重苦を抱えていましたが、必死の努力で乗り越え、無事に婚活を成功させることができました。
その時得た経験とノウハウを生かし、同じような悩みを抱えるサブカル好き婚活者と、同じ目線に立ったサポートで着実な成果を挙げています。
これまでの記事は以下からどうぞ
たまには婚活にまつわる真面目な話もしてみようと思います。
というわけで今回のテーマは「晩婚化」です。
皆さんも一度は耳にしたことがある言葉だと思います
結論を申し上げると、実は晩婚化という概念自体がデータのミスリードに起因する嘘ということが浮き彫りになっています。
その理由にクローズアップしていきます。
そもそも晩婚化ってなによ
晩婚化を簡単に説明すると、結婚する男女の平均年齢が上がるということです。
そして、晩婚化を示す上での指標になるのが「平均初婚年齢」です。
これは読んで字の如く、1年間で初婚の人たちが何歳で結婚したかをまとめて平均を割り出した数字です。
厚生労働省の「人口動態統計」と基に婚姻数がピークに近い1975年の平均結婚年齢を割り出すと…
男性が27.0歳
女性が24.7歳
になります。
一方、晩婚化が進んでいると言われている2019年は
男性が31.2歳
女性が29.6歳
です
初婚で結婚する人たちの平均年齢が男性が4.2歳、女性が4.9歳アップしており、これこそが晩婚化の原因と言われます。
なぜ晩婚化が嘘なのか
晩婚化が嘘ないし、データのミスリードから生まれた誤解されている理由は、内閣府男女共同参画局が公開しているニッセイ基礎研究所 人口動態シニアリサーチャーの天野馨南子さんによるデータ解説で非常にわかり易くまとめられています。
https://www.gender.go.jp/kaigi/kento/Marriage-Family/2nd/pdf/2.pdf
この中では初婚男女の年齢別婚姻件数がまとめられています
![](https://assets.st-note.com/img/1693376099375-2x6JdCAIUK.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1693376178755-ePLb8RxExJ.png?width=1200)
初婚男性のピークが27歳
初婚女性のピークが26歳
となっています。
そして、どちらも平均初婚年齢に達する頃には、約7割が婚姻届けを提出済みになってしまっています。
男性は39歳、女性は35歳で9割が婚姻届けを提出済み。
ここから婚活を始めると残り1割に滑り込むような厳しい戦いとなる可能性が高いです。
男女ともに平均初婚年齢と実際の婚姻数のピークには4歳もの差が生まれてしまっていることになります。
実際の結婚適齢期は、ピーク年齢の前後くらいといえるでしょう。
要するに今も昔も結婚する人たちの中心層の年齢は大きく変わっていないのです。
なぜ平均初婚年齢が高くなっているのかいうと、婚姻件数が減り60歳代や70歳代シニア婚が増えているからです。
1972年では婚姻数は約110万組、2019年には60万組を割り込むまでに減少。そこに全体で見れば少数とはいえ、60歳代や70歳代など年齢の数字が大きい人たちが増えてくれば、平均初婚年齢が数歳引き上がってしまう結果に繋がってしまうのです。
婚活が難しいのはスタートの遅れに起因
婚活のピーク年齢と平均初婚年齢のズレによって、現在婚活をしている多くの人が現実を知らないまま、結婚するのが難しい年齢から婚活のスタートを切ってしまっているという状態に陥っているということです。
一方、婚活にとって若さは非常に重要な要素です。
男女ともに婚活は年齢が最重要視されるため、若い方が有利だからです。
一般的に女性は出産適齢期があるので若い方が婚活が有利ということは知られていますし、我が子を望む婚活男性が多い関係で年を取ればとるほど不利になることも容易に想像できるでしょう。
男性にも子供を授かるピーク年齢があることは知られていません。
第1子が30歳、第2子が32歳、第3子が35歳となっています。
「男はいくつでも大丈夫でしょ」と勘違いする人が多いですが、出産適齢期の女性と結婚するためには、その女性たちと近い年齢の男性であることが求められます。
女性も自分と年齢の近い男性を求める傾向が強いということです。
![](https://assets.st-note.com/img/1693378335634-bD0YcuRx7v.png?width=1200)
この表にも表れていますが初婚同士の夫婦の平均年齢差は1.7歳です。
内訳をみると、2割以上が同い年。
妻が1~3歳年上という夫婦も18%もあることがわかります。
男性の年齢が若ければ、同い年や年上の女性も許容できますが、男性は年を取れば取るほど、同世代や年上の女性を敬遠するようになってしまいます。
しかし、年の離れた若い女性との結婚を望んだところで、この表をみれば、現実はかなり厳しいことも理解できるはず。
年を取れば結婚しづらくなる
40歳、50歳を超えているにも関わらず、アラサー女性と結婚したいと願う男性は多いですが現実を見るべきです。
自分が若ければ若い相手と結婚できる。
だから、できるだけ若いうちに婚活を始める。
至ってシンプルな答えにしてこれが普遍の真理です
例えば、男性が27歳であれば、女性が一つ年上であっても28歳で、これを許容できる男性は多いです。
しかし、37歳の男性が38歳の女性を受け容れられるケースは大きく減ってしまいます。
同じ年齢差なのに、ミスマッチが起きやすくなるのは悲劇としかいいようがありません。
婚活に若さが与える影響ついては以前記事を書いたのでご参考にして頂けると幸いです。
「晩婚化」に惑わされず早めの婚活を
世の中にまん延する晩婚化という言葉が、データをミスリードした結果生まれた嘘だったということをご理解して頂けたと思います。
迂闊に信じて、のんびり構えていると、婚活が難しくなってしまいます。
またニッセイ基礎研究所とマッチングアプリのペアーズを運営するエウレカの既婚者と未婚者を対象にした共同調査「この年齢までに結婚したい・したいと思っていた年齢」によると、
未婚男性が34.98歳に対して既婚男性は30.81歳で4.18歳差
未婚女性が33.54歳に対して、既婚女性は28.34歳で5.2歳差
と大きな年齢差が浮き彫りとなっている。
要するに、既婚男女は未婚男女と比べると早い段階から、目的意識を持っていたことがわかります。
年を取れば取るほど、男女共に結婚しづらくなるのは散々説明してきた通りなので、まずは結婚したいと思っている人たちは
男性が27歳、女性は26歳が結婚のピークということを頭に入れておくべきなのです。
もちろん、平均初婚年齢を超えてから婚活を始めても、素敵なパートナーを見つけることは可能です。
しかし、難易度が大きく上がっていることを理解し、日に日に目減りしていく自分の若さを効率的に使える精度の高い婚活を展開していくべきです。
少なくとも「出来れば自然な出会いがいいなぁ…」なんて消極的な考え方ではパートナーを見つけるのは相当難しいです。
主体性を持って、様々な場所に顔を出して交友関係を広げたり、婚活イベントやマッチングアプリなど試せるものは全て試していくべきです。
私が運営している結婚相談所もその手段の中の一つです。
そして、平均初婚年齢を超えて、難易度が上がっている婚活を成功させやすくするための存在といえるかもしれません。
婚活のプロによる的確なサポートと、明確に結婚する意思を持っている人たちが集まっているので、効率よくパートナーと出会うことが可能です
受験勉強でも独学でももちろん、志望校に合格できますが、塾や予備校に行って効率よく学び、合格確率をアップさせるのと似ているかもしれません。
晩婚化という言葉に惑わされず、出来るだけ早く婚活を始めることをお勧めします。
いくつになっても今日が一番若いのですから。
最後までお読み頂きありがとうございました!
もし少しでもためになったと思われる方はスキもお願いします。
めちゃくちゃ励みになります。
更新速度を上げていく予定なので、また次回お会いしましましょう。
しーゆー。