
桑原正紀「総論 詩歌とは何か 短歌という〈詩〉の不思議」(角川「短歌」2020年5月号)
桑原正紀「総論 詩歌とは何か 短歌という〈詩〉の不思議」(角川「短歌」2020年5月号)
https://twitter.com/okumura80kousak/status/1254737185149841408
『短歌』5月号。桑原正紀「短歌という〈詩〉の不思議」の末尾に拙作が取り上げられているのでその部分を録させて頂く。
— 奥村晃作 (@okumura80kousak) April 27, 2020
次々に走り過ぎ行く自動車の運転する人みな前を向く
これをもし普通の散文で、「私の前を次々に走り過ぎて行く自動車を見ていて、運転手がみな前を向いていることに気づいた。」
https://twitter.com/okumura80kousak/status/1254737186508779522
などと書いたら、はたして読者はどう思うか。あまりに無内容な冗文として片付けられてしまうだろう。しかし、短歌の枠、リズムに乗せると一変して、何やら哲学めいた世界観を暗示する気づきの歌になるのだ。これこそが短歌の持っている特性である。
— 奥村晃作 (@okumura80kousak) April 27, 2020
https://twitter.com/okumura80kousak/status/1254737187712536576
(略)気づきや発見、事実の報告といった生(なま)のレベルの呈示が、定型に乗せることによって、不思議に詩性を帯びてくることがある。短歌という〈詩〉のおもしろさはまさにそこにあるだろう。
— 奥村晃作 (@okumura80kousak) April 27, 2020
短歌 - 角川文化振興財団
http://www.kadokawa-zaidan.or.jp/tanka/
角川『短歌』編集部
https://twitter.com/kadokawa_tanka
※この情報はアップした時点のものです。後でタイトル等修正する場合があります。リンク先にて最新情報ご確認ください。