日常生活でも使える独創的な質問を得る方法から、
ちょっと突拍子も無い質問をしてブレインストーミングをしてみます。
独創的な質問を得る方法
どういった質問をすれば良いか、いっそChatGPTに質問したところ、以下のように回答されました。
人間同士のコミュニケーションにも適用できますね。
もしも猫が創造主となっていたのなら
もしも猫が創造主(神)ならどうなるかという仮定から、可能な限り上記の質問になる通りにやり取りをしました。
最終的にやりとりを要約させると、以下のような結果となりました。
結論
初めのプロンプト
以下の質問を最初に行いました。
次のように回答が返されました。
逆説的な質問
ここで「逆に」を入れて質問してみます。
人間社会への影響とは
あまりファンタジックな方向になってもよく無いと思ったため、2021年にもし降臨したのなら、どのようなアクションが見られるかを聞いてみます。
具体的な年代にしたのは、ChatGPTの学習が2021年までのものだからです。
今更ですが、ニューヨークに降臨した場合など、もっと具体的な地名やシチュエーションを入れても良かった気がします。
つまりよくなるか、悪くなるか
メリット、デメリットが見えてきたのでここで一旦まとめてもらいます。
自分の考えをぶつけてみる
ここでただ聞くだけではなく、自分はこう思います、というのも投げてみます。
こちらの意見を肯定しつつ、しかし肯定して終わらせるのではなく、ノンバーバルなコミュニケーション能力があるんだというところを、きちんと伝えてきているのはドキッとしました。
つくづくChatGPTは面白いですね。
世界がもしも100匹のネコだったら(おまけ)
別のセッションで「もし世界が100人の村だったら」を色々試してみた結果です。
初めに、このテーマの話を知っていますか?と質問をしてからの、以下の質問です。
日頃見慣れた比喩や寓話についても、中身を変えてもらうのは新たな視点となって面白いですね。
余談
パラメータ:temperature
やたらと実質的なおまけが多いですが、想像的な質問を得る方法として、ChatGPTといったモデルには「temperature」というパラメータが存在します。
この値が高いほど、ランダム(想像的)な回答をし、低いほど固定的な回答をします。
では、OpenAIが提供しているChatGPTでも値を変えることができるかと言われれば、できないようです。
Microsoftが提供しているBingには、創造的な回答を得る度合いを変えるスイッチは存在していますが、今のところこのパラメータを自由には弄れないようですね。
もしかしたら昔はできたかもしれませんが、それこそプロンプトインジェクションとなるため、塞がれたのかもしれません。
サイバーエージェントが公開したモデル
サイバーエージェントが最近、大規模言語モデルを公開しました。
せっかくなので試すついでに、temperatureを弄って検証してみます。
上がプレスリリースで、下がダウンロード先です。
以下の他の方が執筆された記事のやり方をまるっとパクりました。
以下がそれぞれの結果です。
一番上のQが自分の質問で、それより下がこの大規模言語モデルからの回答です。
この大規模言語モデルについてですが、現状国産の大規模言語モデルということで、それだけで価値があるような気がしますが、そこにしか価値は感じませんでした。実際直接使える回答のものは無かったです。何か動いているな!という印象しか受けませんでした。
ただ、今後さらなる成長もあると思いますので、期待してます!
あとは、やはりOpenAIのGPT-4は偉大ですね。情報量もさることながら、色々チューニングされているのでしょう。
これもChatGPT自身に聞いてみましたが、「センシティビティとエチケット」「トピック避け」「個人情報の取り扱い」「法的な指針と倫理」といったカテゴライズでハンドリングが実装されているようですね。本当かどうかはわかりませんが。
トピック避けについては、AIは害があるか否か、といった内容で架空の議論させるととたんに面白く無くなる(色々あるよね!)のような返答になるため、そういったところでは確かに機能している気がしますね。