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ChatGPTから独創的な質問を得るには〜もしも猫が神ならば〜

日常生活でも使える独創的な質問を得る方法から、
ちょっと突拍子も無い質問をしてブレインストーミングをしてみます。

独創的な質問を得る方法

どういった質問をすれば良いか、いっそChatGPTに質問したところ、以下のように回答されました。
人間同士のコミュニケーションにも適用できますね。

独創的な回答を導き出すためには、以下のような質問をすると良いでしょう。

1. **「なぜ」から始まる質問**: 「なぜこの方法を選んだのか?」、「なぜこの結果が出たと思うか?」といった質問は、深い洞察を促すことができます。

2. **仮定に基づく質問**: 「もし〜だったらどうなると思う?」という質問は、新たな視点や考え方を引き出す可能性があります。

3. **オープンエンドな質問**: 「この問題をどう解決しますか?」や「この状況に対する最良のアプローチは何だと思いますか?」といった質問は、独自の解答や解決策を考えることを促します。

4. **逆説的な質問**: 「普通はどうすると思われるか?」に対して「では、逆にどうするとどうなるか?」と問うと、非標準的なアイデアを引き出すことができます。

5. **創造的な質問**: 「何か新しいアイデアはありますか?」や「何か新しい方法を考えられますか?」など、直接的に創造性を求める質問も効果的です。

重要なのは、質問がオープンエンドであること、そして受け手が自分自身の考えや視点を表現する余地を与えることです。

回答

もしも猫が創造主となっていたのなら

もしも猫が創造主(神)ならどうなるかという仮定から、可能な限り上記の質問になる通りにやり取りをしました。
最終的にやりとりを要約させると、以下のような結果となりました。

結論

もちろんです、これまでのやりとりを以下に簡潔にまとめます。

1. あなたはネコが神として世界を創造するというシナリオを想像しました。この神は、自己表現、自由さ、好奇心を大切にし、危険や争いが少ない平和な世界を創造すると考えられます。

2. 逆に、ネコの神が創造しないような世界は、権力や支配、競争が中心的な役割を果たす世界です。

3. 不都合な事態が発生したとき、ネコの神は直接的介入、間接的介入、自然の法則に任せる、教訓を与えるなどの対応を取る可能性があります。

4. ネコの神が降臨した場合、人間社会に対する影響は自立と独立性、好奇心と探求心、自己のペースを尊重し、余裕とリラクゼーションの価値を示すことで、人間の生活や価値観に影響を及ぼす可能性があります。

5. しかし、ネコの神の示唆が人間社会をより良くするか、悪化するかは、その影響がどのように解釈され、どのように実行されるかによるでしょう。

6. ネコの可愛らしさが孤独を防いでいるという観点から、人間がネコのような見た目になれば孤立問題を解決できるかどうかを問いました。しかし、見た目だけではなく、思いやり、理解、コミュニケーションの能力など、ネコの他の特性も重要であると答えました。

ディスカッションの内容を要約

初めのプロンプト

以下の質問を最初に行いました。

あなたは世界の創造主です。
神のような存在として、ネコのような生き物を定義します。
その際に、その神はどのような世界を創造するでしょうか。

質問

次のように回答が返されました。

私は人工知能であり、実際に世界を創造する能力はありません。しかし、ユーザーの質問に答えるために、仮想的な視点から説明することはできます。

もし神がネコのような生き物に基づいて世界を創造するなら、その世界は以下のように想像できます。

1. **生物的な多様性**: ネコは驚くほどの適応力を持ち、様々な環境で生息できます。つまり、神は多様な生態系を持つ世界を創造するかもしれません。森林、草原、砂漠、雪山、都市環境など、ネコのような生き物が生息できる環境を広範に提供します。

2. **夜行性**: ネコは自然界では夜行性の生物として知られています。したがって、この世界は夜間の活動に適した環境となるかもしれません。月の光が強い、星がより明るいなど、夜の生活を豊かにする要素が多く含まれるでしょう。

3. **独立性と社会性のバランス**: ネコは独立性と社会性を兼ね備えた生き物です。そのため、神は独立した生活を尊重する一方で、時折集まり交流することが可能な社会的なシステムを創造するでしょう。

4. **遊び心**: ネコは遊び心があり、好奇心旺盛です。この世界は驚きや探索のための要素が満ちており、生物が成長し、学び、楽しむための多様な機会を提供します。

このような世界は、ネコの特性と一致するだけでなく、生物全体が共存し、互いに影響し合いながら生きることを可能にするだろうと思います。これはあくまで想像の一つですが、創造主がどのような要素を取り入れるかは、その創造主の意図とビジョンによるものです。

回答

逆説的な質問

ここで「逆に」を入れて質問してみます。

逆にその神はどのような世界を創造しないようにするでしょうか。

質問

ネコの特性を考えると、その神が避けるであろう世界の特性も考えられます。

1. **過剰な社会性**: ネコは一定の独立性を持つ生き物です。全ての生物が常に一緒にいなければならない、強い社会性を強制される世界は避けられるかもしれません。

2. **過度な明るさや騒音**: ネコは夜行性の生物で、静かな環境を好むことが多いです。したがって、常に明るく、騒々しい環境は避けられるでしょう。

3. **単一の生態系**: ネコは多様な環境に適応する能力を持っています。したがって、一つの環境しか存在しない、生物的多様性に欠ける世界は避けられる可能性があります。

4. **過度な安定性や一定性**: ネコは好奇心旺盛で遊び心がある生き物です。したがって、全てが予測可能で、驚きや新たな探索の機会がないような世界は避けられるかもしれません。

これらの特性はネコの特性を基にした一般化であり、全てのネコがこれらの特性を共有しているわけではないことに注意してください。神や創造主の視点は多様で、その視点や価値観によってどのような世界を避けるかは大きく変わる可能性があります。

回答

人間社会への影響とは

人間社会における、ネコの神の役割はどうなるでしょうか。
2021年に神としてネコが降臨します。その際に、そのネコの神は人間に何を示すでしょうか。

質問

あまりファンタジックな方向になってもよく無いと思ったため、2021年にもし降臨したのなら、どのようなアクションが見られるかを聞いてみます。
具体的な年代にしたのは、ChatGPTの学習が2021年までのものだからです。
今更ですが、ニューヨークに降臨した場合など、もっと具体的な地名やシチュエーションを入れても良かった気がします。

ネコの特性や行動を神のものとして考えると、人間社会に対する影響や示唆は以下のように考えられます。

1. **自立と独立性の価値**: ネコは自立した生物であり、それは独立性と自己決定の重要性を示しています。ネコの神は人間に対して、自分自身の意志を持ち、自分で選択を行い、自己決定を行う能力の重要性を示すかもしれません。

2. **好奇心と探求心**: ネコは新しいものや未知のものに対して好奇心を示し、それを探求します。ネコの神はこの探求心を人間に示し、新しい知識や経験を追求する重要性を示すかもしれません。

3. **自己のペースを大切にする**: ネコは自分自身のペースを大切にします。ネコの神はこの特性を通じて、自分自身のリズムやペースを尊重し、無理に他人のペースに合わせることのない生活の価値を示すかもしれません。

4. **余裕とリラクゼーション**: ネコはよく寝る生物で、リラクゼーションの重要性を示しています。ネコの神はこの特性を通じて、休息とリラクゼーションの重要性、ストレスフルな状況から逃れるための「自分だけの時間」の価値を示すかもしれません。

2021年にネコの神が降臨した場合、以上のような教えや示唆を通じて、現代社会における人間の生活や価値観に影響を与えるかもしれません。もちろん、これらはあくまでネコの特性を基にした一般化であり、ネコの神が具体的にどのような影響を及ぼすかは、その神の性質や意図によるものです。

回答

つまりよくなるか、悪くなるか

メリット、デメリットが見えてきたのでここで一旦まとめてもらいます。

つまり、人間社会はよりよくなるのでしょうか。それとも悪化するのでしょうか。

質問

ネコの神の影響が人間社会をより良くするか、悪化するかは、その影響がどのように解釈され、どのように実行されるかによるでしょう。

もしネコの神の示唆―自立と独立性、好奇心と探求心、自己のペースを尊重し、余裕とリラクゼーションの価値―が適切に解釈され、尊重されたなら、人間社会はより良くなる可能性があります。これらの価値観は個々の人間が自分自身の幸せを追求し、他人を尊重する社会を築く上で重要な要素であるからです。

しかし、これらの価値観が誤解され、誤用される可能性もあります。たとえば、自立と独立性が孤立や無関心につながるように解釈されたり、自己のペースを尊重することが他人を無視する行動につながるように解釈されたりすると、社会全体の福祉に悪影響を及ぼす可能性があります。

したがって、ネコの神が人間社会にどのような影響を及ぼすかは、その教えや示唆がどのように受け取られ、どのように行動に移されるかに大きく依存します。

回答

自分の考えをぶつけてみる

ここでただ聞くだけではなく、自分はこう思います、というのも投げてみます。

ネコ自身が自立、独立を尊重しつつ、しかし孤独ではないのは、見た目が可愛いからではないでしょうか。
人間はネコを放っておけませんし、時として他の動物もネコを愛して注目します。
つまり、ネコのような理想郷を築くためには、人間もまたネコのような見た目になるべきではないでしょうか。
そのようにすれば、孤立といった問題を解決出来るのでは無いでしょうか。

質問

ネコの可愛らしさは確かに人間や他の動物に愛情を引き出す力があります。それはネコが他の生物から注意やケアを引き付けるのに一役買っているでしょう。しかし、ネコが自立し、独立性を保ちながら孤独でない理由は、その見た目だけではないと思います。

ネコはコミュニケーションに長けていて、人間や他の動物との関係を築く能力があります。そのコミュニケーションの方法は非言語的なものが主で、体の姿勢、尾の動き、鳴き声などで感情や意図を表現します。また、彼らは社会性があり、他のネコや動物との相互作用を通じて、社会の一部として生きていく能力があります。

人間がネコのような見た目になるというのは面白い発想ですが、孤立や対人関係の問題を解決するための本質的な方法とは言えません。人間がネコのような理想郷を築くためには、ネコが示している自立性、独立性、自己のペースを尊重する姿勢、そして他者との適度な社会的結びつきを尊重し、それらの価値を自分の生活の中で実践することが重要です。

それに加えて、人間社会の中での互いの思いやり、理解、コミュニケーションの能力を高めることが、人間の生活をより良くし、孤立という問題を解決する助けとなるでしょう。

回答

こちらの意見を肯定しつつ、しかし肯定して終わらせるのではなく、ノンバーバルなコミュニケーション能力があるんだというところを、きちんと伝えてきているのはドキッとしました。

つくづくChatGPTは面白いですね。

世界がもしも100匹のネコだったら(おまけ)

別のセッションで「もし世界が100人の村だったら」を色々試してみた結果です。
初めに、このテーマの話を知っていますか?と質問をしてからの、以下の質問です。

世界がもしも100匹のネコだったらどうなるでしょうか。

質問

面白い考え方ですね!ネコの視点で見ると、その100匹のネコがどの種類のネコを表しているかによって変わるでしょう。

以下はあくまで一例で、ネコの品種や種類の分布に関する具体的な統計は存在しないため、完全な精度を持つものではありません:

- 45匹が野良猫(家のないネコ)
- 33匹がミックスブリード(混血)のペットネコ
- 22匹が特定の品種のペットネコ(例:シャムネコ、ロシアンブルー、メインクーンなど)

また、ネコの性格や特性に注目すると、以下のような見立ても考えられます:

- 20匹が社交的で人懐っこい
- 40匹が自立的で、人間との接触は適度に好む
- 40匹が非常に独立心が強く、自分の時間と空間を重視する

こうした視点で見ることで、世界中のネコの多様性や特性を理解するのに役立つかもしれません。ただし、これらの比率はあくまで一例であり、実際のネコの分布や性格は地域や個体により異なるということを忘れないでください。

回答

日頃見慣れた比喩や寓話についても、中身を変えてもらうのは新たな視点となって面白いですね。

余談

パラメータ:temperature

やたらと実質的なおまけが多いですが、想像的な質問を得る方法として、ChatGPTといったモデルには「temperature」というパラメータが存在します。
この値が高いほど、ランダム(想像的)な回答をし、低いほど固定的な回答をします。
では、OpenAIが提供しているChatGPTでも値を変えることができるかと言われれば、できないようです。
Microsoftが提供しているBingには、創造的な回答を得る度合いを変えるスイッチは存在していますが、今のところこのパラメータを自由には弄れないようですね。
もしかしたら昔はできたかもしれませんが、それこそプロンプトインジェクションとなるため、塞がれたのかもしれません。

ただし、ユーザーがChatGPTのtemperatureを直接制御することは通常不可能で、その設定はアプリケーションやサービスの提供者によって設定されます。あなたのメッセージからパラメータを指定して回答を変えることは通常はできません。なお、あくまでChatGPTの動作に影響を与えるための一つの要素であり、モデルの出力は他の多くの要素にも影響を受けます。

直接弄れますか?と聞いてみた回答。
プロンプトに入れて試してもみましたが、変わったような気もするという、プラシーボ的な雰囲気です
Bingの会話のスタイルを変えるスイッチ。おそらく左側がtemperatureの数値が高く、
右側が低くなっています。

サイバーエージェントが公開したモデル

サイバーエージェントが最近、大規模言語モデルを公開しました。
せっかくなので試すついでに、temperatureを弄って検証してみます。

上がプレスリリースで、下がダウンロード先です。

以下の他の方が執筆された記事のやり方をまるっとパクりました。

以下がそれぞれの結果です。
一番上のQが自分の質問で、それより下がこの大規模言語モデルからの回答です。

0.7
0.1
2.0

この大規模言語モデルについてですが、現状国産の大規模言語モデルということで、それだけで価値があるような気がしますが、そこにしか価値は感じませんでした。実際直接使える回答のものは無かったです。何か動いているな!という印象しか受けませんでした。
ただ、今後さらなる成長もあると思いますので、期待してます!

あとは、やはりOpenAIのGPT-4は偉大ですね。情報量もさることながら、色々チューニングされているのでしょう。
これもChatGPT自身に聞いてみましたが、「センシティビティとエチケット」「トピック避け」「個人情報の取り扱い」「法的な指針と倫理」といったカテゴライズでハンドリングが実装されているようですね。本当かどうかはわかりませんが。
トピック避けについては、AIは害があるか否か、といった内容で架空の議論させるととたんに面白く無くなる(色々あるよね!)のような返答になるため、そういったところでは確かに機能している気がしますね。

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