ChatGPTベストプラクティス&いろいろなモデルの試し方
OpenAIから具体的にどのような聞き方をすれば良いかの指針が公開されています。
尚、この話題の元ネタは以下です。
多分以下の記事を読んだ方が分かりやすいです。
正しい聞き方
上記GIGAZINEの記事からの引用です。
ChatGPT-4に聞いた回答が以下です。
とにかくGPT-4を使おう
OpenAIのベストプラクティスについては、GPT-4でのみ動作します。とあることから、GPT-4の使用が前提となるようです。
以下にドキュメンテーションからいくつか例を引用します。
明確な指示を書く
以下に駄目な例、良い例をドキュメンテーションから一部引用します。
区切り文字を使用する
三重引用符、XMLタグ、セクションタイトルなどの区切り文字が有効なようです。
タスクを完了するためのステップを明示する
手順を明示化することで、逸脱を防げますね。
例を提供する
一般的には先述したタスクをステップで明示した方がよいようですが、例を明示したほうがはるかに楽な場合もある、ということです。
出力の希望の長さを指定する
数の段落や箇条書きは正確ですが、特定の数の単語を指示した場合、必ずしも高精度にはならないそうです。
長い対話の場合、要約させる
無制限に対話を継続させることはできませんが、要約させることでこれを回避出来ます。
余談ですが、要約させるテクニックは以下の動画で知りました。
まとめ
総じて一般的に人間と対話する(メールを送ったり、チャットも含めての)やり方と大差ないような気がします。
明確に、自分が考えていることを伝える技術は磨かないといけないですね。難しいと常々思っていますが。
以下、これに関連したChatGPTとのやりとりです。
いろいろなモデルやテキストを試そう
OpenAIから提供されるモデルやテキストには、様々なバリエーションが存在しています。これを簡単に試す(評価する)方法を以下に連携します。
コード
Google Colabで動作するコードです。
動作させる上で詰まった箇所も一応書いています。
使えるモデルについては以下も参考になります。
# 必要なライブラリをインストールします
!pip install openai
# OpenAI APIキーを設定します
import os
os.environ['OPENAI_API_KEY'] = 'your_openai_api_key' # ここに実際のAPIキーを入力してください
# OpenAIのAPIを利用します
import openai
# GPT-3を使用してテキスト生成を行います
response = openai.Completion.create(
engine="text-davinci-003",
prompt="Translate the following English text to French: '{}'",
max_tokens=60
)
print(response.choices[0].text.strip())
動作結果
事前に設定しておくこと
単にAPIキーを発行するだけではなく、以下の点にも注意が必要です。
・クレジットカードを登録する
・上限設定を設ける
自分はAPIキー自体は発行していまして、使えていましたが、どうにも上記のように使うためには登録が必要だったようです。
RateLimitError: You exceeded your current quota, please check your plan and billing details.
というエラーが出ました。
これもChatGPTに聞いたら対処法がわかりまして、レートを超えたからだよ、ということでした。以下の手順で解決出来ます。
①以下のアドレス(および画像参照)のSet up paid accountからクレジットカードを登録します。
②次に上限を設定します。
左側のUsage limitsから設定します。値はなんでも良いと思いますが、自分は以下のように設定しました。
まとめ
どう聞くのが一番良いのかは、数値でこれが一番というのは示しにくいので、こういうドキュメントをOpenAI側から提示してもらえるのはありがたいですね。
再現性がないにもかかわらず、あたかもこの手法がゆえに正確である!と思い込みがちかと思うので、こういう認知バイアスにも気をつけたいですね。
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