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AIナプキンはペーパーナプキンの夢を見るのか

多くの革新的なアイデアがペーパーナプキンから生まれる、という言葉をよく耳にします。例えば、Amazonの事業構想やスマートフォンの原型も、最初はペーパーナプキンに描かれたスケッチから始まったと言われています。

では、そんなペーパーナプキンにAIが搭載されたらどうなるでしょうか?

本記事では、この興味深いアイデアを実現した「Napkin AI」というサービスをご紹介します。やや今更感はありますが、実際に使ってみたところ、非常におもしろい体験ができたので、その魅力を簡潔にお伝えしたいと思います。

Napkin AIとは

Napkin AIは簡潔に言えば、テキストをビジュアルに変換してくれるAIサービスです。指定した範囲に応じて、自動的にビジュアルイメージが作られるので、その辺センスがない人にも優しめです。もちろん、そのできあがったものをカスタマイズすることもできます。

活用例

Napkin AIの使い方は多岐にわたります。例えば、大規模言語モデルに関する技術的な説明文を生成することができます。その後、生成した説明文に基づいて、図解を作成することができます。

なお、入力テキストは自分で書くこともできますし、先述したようにAIに執筆させることも可能です。

使い方

現在はベータ版として提供されており、プロフェッショナル版相当の機能が無料で利用できます。

公式サイトの右上にある「Get Napkin Free」ボタンからアクセスでき、Googleアカウントでログインできます。

英語だけではなく、日本語でのプロンプト入力が可能。

以下は学習教材への活用例です。

あまり良い例ではないですが。矢印書きにする必要があるのか?という感じですが。。
ところで冥王星が無いのが未だに違和感がありますね、消化不良感が。。

作成したコンテンツはPDF形式で出力したり、リンクで共有することもできます。
以下は、Napkin AIが作成したPDFです。

創造的な使い方:小説のビジュアル化

Napkin AIの興味深い活用法として、小説のビジュアル化があげられるかもしれません。これにより、作品に新たな視点を加えることができるかもしれません。

この例では、AI(Claude 3.5)した小説「量子の夢」に登場する
「Qスリープ」のメリットとデメリットが視覚的に表現されています。

まとめ

Napkin AIは主にビジネス資料の視覚化に適していますが、その用途は多岐にわたります。プレゼンテーション資料のイラスト作成や、文章主体の報告書に視覚的要素を追加するなど、様々な場面で活用できるでしょう。現状、これだけで完璧な資料は作れませんが、その叩き台としては十分でしょう。

余談

本当に小さい電子ペーパーがあって、それがペーパーナプキンサイズで、書くとリアルタイムにAIがアイデアを整理したり、イラストを書き込んできたり、そういうのも面白いかなと思いました。かえって邪魔ですかね🤖

おまけ

見出し画像は、ImageFXで作成しました。

Idea sketches on paper napkins
DALL-E 3もいいよね


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