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アリババのジャック・マー、行方不明に見る、中国の「劇的ITイノベーション」が本当はとても怖い理由
(写真はジャック・マー。百度百科より)
アリババのジャック・マーが60日近く公の場に姿を現さず、話題になっている。
アリババの金融部門を司る、子会社のアント・ファイナンスの上場が廃止になったり、アリババが独占禁止法違反の疑いで調査を受けたりしている。
政府の逆鱗に触れたのではないか、という話もある。
しかし、中国において、すべての企業は党のものである。
え、アリババは民間企業でしょ、という方。くわしくは本文を読んで欲しい。中国という国がわかるから。
また2年前、アリババのジャック・マーが引退を表明した翌日に、アリペイが既存の銀行の共通決済手段である政府系の银联(ユニオン・ペイ)と契約をし、事実上、取り込まれたという報道が中国ではあった。
つまりこのあたりは最初から、きな臭かったのである。
私は、ジャック・マーの個人資産とアリババ(統治権と膨大な資産)を中国政府(の誰か)狙っているのではないかと思う。中国では以前から成功した”民間起業家”を捕まえて、財産を没収することがよくあった。
ジャック・マー含め、民間起業家の彼らががんばってきたことがすべて一場の夢になる、という今を予見した記事を、私は2018年10月にダイヤモンド・オンラインに発表している。
今回、noteに再録したい。
中国のキラキラITイノベーションとは結局何か、がよくわかるので、ご一読ください。
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