中国でタクシーに乗って2回、これは殺されるかもしれない、と思った話。高リスク社会中国と日本は似てきたか?
私は今までに中国でタクシーに乗って2回、これは殺されるかもしれない、と思ったことがある。
1回目は2010年頃の広州。
夕暮れの市中心部で流しのタクシーに乗ったら、普通に人気のない場所に連れて行かれそうになりどんなに言っても車を止めない。信号待ちの時に助手席から自分でドアを開けて飛び降りた。
現金、運転席にほおり投げて。
前日に広州の友人の女性経営者の家に泊まって、広州がいかに危険か聞いていたのがよかった。
もう一回は2018年頃の北京。
飛行機が遅れに遅れ、北京首都空港に夜中の3時頃に到着した。
いつもなら外が明るくなるまで空港で待機するのだがこの時は疲れていて、早く家に帰ろうと思った。
北京首都空港のタクシー乗り場は数台 まとめて車泊りに停車し、運転手が全員一度 車から降りて顔をカメラに撮すようになっている。顔と車NO、乗客が記録される。
しかしその運転手だけ 車を降りなかった。おかしいと思いながら争奪戦に負け、乗車してしまった。
飛行機が飛ぶかどうか最後までわからなかったため携程の出迎え車やディーディー(中国のアプリタクシー)も手配してなかった。まあ彼らも多少ましという程度であるが予約の記録は残る。安全性を考えるなら深夜や辺鄙な場所では乗らないにつきる。
昔はムリが効き安全な個人運転手さんも押さえていたのだがネット手配が便利になって縁が切れていた。
で乗ってしばらくしてから、
ここから先は
2,973字
/
5画像
¥ 300
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?