欧州調査日記　番外編　ダイソーの100円グッズでカバンをとりあえず海外スリから安全仕様にする方法。

今回の欧州はスリに３回遭遇しました。
被害はマフラー一本とダイソーのグッズがひとつ。これで命拾いしました。
私、中国在住20年で海外出張や旅行が多いわりには、財布、パスポート、カード、現金等、お金回りの被害は一度もないんですよ。
今回はその秘訣もお伝えします。

①海外でスリに遭遇したら、絶対にやってはいけないこと。

騒ぐ！　です。他人がスラれているのを見かけても黙っていたほうがいい。海外のスリはナイフで武装していることが多い。その人に危険がおよぶ場合もあります。財布は取られてもなんとかなりますが命は戻ってこない。

一番危なかったのはチームの男性一人、女性二人でパリの地下鉄に乗っていたとき。突然男性が中東系の若い綺麗な女性の手を掴み上げて、何してるんだ、警察と叫んだ。押さえていた彼のカバンの横からファスナー開けて手を突っ込んでいた。その男性の手を押さえて女性を逃がしたのは私で一度閉じた（続

— 谷崎光@作家　ダイヤモンド社に訴訟提起をしました (@tanizakihikari) November 6, 2022

地下鉄のドアを無理やり開けて、女スリと後ろに居たスリチームの若い男三人を外に出したのは他の乗客。あとでもうひとりに聞いたら若い男たちはナイフ持ってたと。あのまま地下鉄の中でケンカしたら大惨劇。中国でもスリは見てもぜったい騒いじゃダメ。ナイフ持ってるから。怖いね。難民も多いそう。

— 谷崎光@作家　ダイヤモンド社に訴訟提起をしました (@tanizakihikari) November 6, 2022

ならないですよ。接点ないし、男性をも守ろう!と思ったんだし。彼女が手を掴まれたままドアが一度閉まりかけた時、惨事になると直感しました。

— 谷崎光@作家　ダイヤモンド社に訴訟提起をしました (@tanizakihikari) November 6, 2022

中国では乗客やバスの車掌さんなどが、けっこうスリに刺されて殺されています（地下鉄は荷物検査がある）。
慣れない海外で無理はしない。

②女子供のスリが一番危ない。

私がマフラーを盗られたのはイタリア。
最初は警戒していましたが、２、3日たつと油断してその矢先のことでした。
暑くなったのでマフラーを斜めがけのショルダーバッグに結びつけた。
私には超珍しいブランド物で、気がついたときは無くなっていたんですが（落としたのではない）、あとで考えてみると思い当たることがあった。
広場横の通路をひとりで歩いていた。警察はたくさん巡回していましたが、彼らの視線も届きにくい場所。なのに100％油断して写真を撮りまくっていた。
すると向かいから若い上品な女性が笑顔で近づいてきてぶつかりそうになった。道を譲った瞬間に若い男性が横から急に私の体にぶつかってきて、目の前を斜めにすり抜けていった（グル）。

そしてスリの本当の目的はマフラーではない。

もうひとついっしょに盗られたのはダイソーのこれ。