運動が苦手・不器用な子
日常生活において、一つの動作が、
極端に「時間がかかる、正確性に欠ける、ぎこちない」など、
いわゆる運動が苦手・不器用の子って多いかと思います。
運動が苦手・不器用って??
発達性強調運動障害(DCD)とは
保育園、幼稚園に通い始めた自分の子どもを見て、
「周りの子と比べて運動が苦手かな?手先が不器用かな?」
と気になることってあるかもしれませんよね。
・ ハサミやお箸が上手く使えない。
・ なんでもないところでよく転ぶ。
・ よく物や人にぶつかる
・ 姿勢よく椅子に座れない。
これらは家庭で生活している間は特に問題とされることはなく、3.4歳で集団生活を送るようになって、同年代の子ども達と関わるようになってから気づくことがよくあります。
周りと比べて極端に運動が苦手、不器用といった子で悩まれている保護者さんとお子さんが、発達の専門医へ受診したところ、
「発達性強調運動障害(DCD)」と診断されるケースがあります。
DCDの頻度は6〜10%なので、小学生の1クラス(30人)で2.3人いるという計算になります。
またDCDは注意欠陥・多動(ADHD)、ASD(自閉症)との合併が高いと言われており特にADHDの30〜50%はDCDと併存すると報告されています。
運動が苦手や極端に不器用な子は、努力不足でも親の遺伝ではないケースも多いということです。