事業の勝ちパターン~経営分析のリアルより~
グロービスの話
今年の4月-6月に、グロービスに単科生として通った。
科目はアカウンティング。
実際に存在する会社の財務諸表を用いて、財務分析などを行った。
特に印象に残ったのは下記。
問題点や今後の戦略を考える上では、
定量分析だけではなく、その数値となる理由(戦略)まで踏み込む必要がある
ただ単純にROEが良い悪い、販管費が高い低いなどと分析しても
意味がない。
なぜその数値になっているのか、
特にその会社の戦略と照らし合わせた時に、その数値は妥当なものかどうか検証しなければ、真の問題点や今後の戦略にはたどり着けない。
その通りだと思った。
経営分析のリアルの話
そんな学びを得ている中、偶然この本を読んだ。
冨山和彦 経営競争基盤 『経営分析のリアル』(株式会社PHP研究所,2018年)
以下は読んでみての私の解釈
財務分析をする前に、その会社(及び業界)の勝ちパターンを考える
プロセスが逆なだけで、グロービスと言っている意味はほぼ同じ。
(数値だけでなく、その裏に潜む理由・ストーリーを考える)
グロービスの学びを噛みしめていた時期だったので、
とても印象に残った。
プロセスについて
・グロービス:財務分析⇒理由考察
・本書:勝ちパターン(理由)考察⇒財務分析
効率の良いプロセスは、初期仮説を立てる本書の方だと思う。
だから今後、経営分析をすることがあれば、まずは勝ちパターンは何かを考えた上で、財務分析に入るようにしたい。
では、その初期仮説となる勝ちパターンはどんなものがあるのか。
本書に記載のものをまとめてみた。
事業の勝ちパターン一覧
見た目はこんな感じ。(ただの表)
エクセル版は↓。
※私の解釈も入っているので、ちゃんと理解したい人は本書を読むことをオススメします。また、よくわからなかった勝ちパターンは除いています。