マジケ2021春、出品6トリックの価格設定について
マジックマーケット2021春に出品するTANISHImagicブースのお品書きは、表のとおりです。
各トリックの価格が「マジックマーケット2021春」出展品一覧シートで発表されて以降、何人かの方から私のトリックが安すぎるとの声(お褒め? 苦情?)をいただきました。そこで、なぜこの価格設定としたのかについて、私なりの考えを以下に記します。
マジシャン・マジッククリエーターの方々がネット上でダウンロード販売されているワントリックレクチャーの価格帯を調べてみると、私の知る範囲では500円~1100円の幅でした。複数トリックを纏めた作品集のダウンロード販売は2,000円~3,500円くらいでしょうか。
以上を参考に、私がワントリックレクチャーをダウンロード販売するなら500円、とまず決めました。これは私が個人的に販売するとしたらの価格設定ですので、マジケという祭典に出品するなら特別価格の400円をベースにしようと考えました。『My prediction & God's revelation』が400円なのは、私なりのマジケ基本価格です。
それに対し『Card at the Number in Time』が500円と高めに設定したのは、私にとって思い入れのある大切にしてきたトリックなので、あまり広まってほしくないなぁと思い少しハードルを上げたものです。
一方『Handwrite now』を基本価格より安く300円にしたのは、先の2ネタがレギュラーデックとご家庭にある素材で比較的容易に実演に至れるのに対し、このネタについては何かと小道具を準備する必要があり既にハードルが高めだからです。私も『Handwrite now』を実演するために、手品道具箱を漁ったり文房具屋へ買い物に行ったりする必要がありました。
最新作『Page of Cards』を200円にしたのは、このネタはもしタイミングが合えば大阪奇術愛好会とIBM大阪リングが合同で発刊する「The Svengali」に寄稿していただろうと考えたためです。「ザ・スベンガリ」は10作品ほど載った冊子が2,000円ですので、1作品に換算したら200円と考えた次第です。『Ring in Normal Shoelace』も「ザ・スベンガリ」掲載作品であるため、同じ考えでマジケ2020出品時に200円と設定しました。『POEM』は「ザ・スベンガリ」に掲載済と掲載予定の2原稿を合わせたもののため、本来なら200円×2=400円とすべきところですが、台湾TMAコンベンションのコンテストにかけた演目でもあり思い入れがあるため、少し高めの500円と設定しました。
以上、ご参考になりましたでしょうか?(「いや、知らんがな」という声が聞こえてきそうです(^^;)