お母さんとの思い出(よくない意味で)

 お母さんは、大層頭のいい女で、明るくハツラツとしていて、大層男の人にモテていたらしい。

 そんなお母さんが非モテ(失礼)なお父さんとどうして結婚したのか、私にはさっぱりわからないけど、お父さんが優しかったからかもしれない。

 なんにしろ、私は結婚した年、早々に生まれた。

 お母さんは、大層頭のいい女で、明るくハツラツとしていた。

 ただ、私の目からはそれだけのようには見えなかった。

 一番古い記憶は3歳か4歳の時のこと。

 幼稚園の行事で、保護者と一緒に公園に遠足、みたいなことをやったんだと思う。

 私はお母さんと一緒にお弁当を食べることになった。

 私とお母さんは、他の親子とは離れたところにいた。一緒にお弁当を食べようと座っていた時、お母さんは私に言った。

「バカとガキは嫌いだから、近寄るな」

 私は幼いながらに、自分が嫌がられていることはハッキリ理解して、お母さんから離れて、ひとりでお弁当を食べた。

 それが、お母さんとの思い出の始まり。

 そんで、私は大人になるまで、自分がネグレクトだか虐待だか、そーゆーのの軽い奴を受けていたってことを知らなかった。

 ということで、また気が向いたらちょっとだけ書く。

 そのうち溜まったりしたらまとめようかな。

 おわり

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