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徳森 由紀子さんの場合


『むこうの生活』

この作品は、おじぃの死後の出来事。
1 生きてる間、好き勝手しすぎた為に裁判にかけられたこと。
2 あの世で一人でご飯を食べる寂しい時期があったこと。
3 今では、おじぃにたくさんの親族がウートートー(手を合わせ)
にやってくること。
4 旧盆はたくさんのごちそうをお土産にあの世に帰ること。
5 あの世へは舟に乗って帰ること。
6 持ち帰ったお土産は、あの世の知り合いの皆で分けあい ワイワイやっていること。
・・・そんな光景を描いた。

生きている私がなぜ死後の世界を描けたかというと、
沖縄にはユタというあの世の人と話ができる人の存在がいるからだ。
今回の作品は、おじぃが死んだ後、
ユタのおばぁから聞いた話をもとに描いた。
ユタのおばぁの話を聞いて以来、仏壇にウートートーすると、
あの世とこの世を行き来するおじぃとの繋がりを強く感じることができる。


『じょ~と~耳』

生前、人を滅多に褒めなかったおじぃ。
なぜか唯一、私の耳だけは「じょ~と~(上等)耳だな~」と褒めた。これはおじぃに褒められた耳。

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