うさぎとかめと登山と僕
ども!タニ丸です!
社会人になって初めての夏休みを得たので、現実逃避がてら山に篭ろうと思い、栃木県日光市にある男体山に登ってきました!
男体山は標高2,486メートルの山です!
数ある山の中、男体山⛰が選ばれた理由は中学の部活で強制的に登らされた記憶があったので同じところなら余裕だろう!と安直の考えの元、中学の頃から親しい友人(以後、保さん(タモツさん))と登山してきました。
緑豊かな自然の中、ストレス社会から現実逃避できるといざ登山を開始!
爽快な解放感に溢れ出ながら山を登り歩く!
そんな思いを胸に登山をいたしました!
しかし、1合目から待ち受けていたのはキツイシンドイ引き返したい。
そんな感情でした…。1合目から…。
実はタニ丸は、初っ端からペース配分なんぞ考えずにガンガン飛ばしてました。
さっさと頂上着いてやる!
そんな意気込んで、飛ばしに飛ばしまくった結果1合目の途中から、そんなマイナス感情に包めれていました…。
そしてあることに気付きます。
「あれ…これ似た状況を最近遭遇したことあるぞ」
「あ…仕事だ…仕事で似たことやってたわ、直近まだやってた気がする」
「仕事以外に人生を通して何回かこれやってるわ..」
なんということでしょう。
ストレス社会から逃れるべく山に来たのに、脳内は仕事&人生について突きつけられている有様です。
1合目の途中から脳内は、過去失敗したことや向き合わなければいけないことでいっぱい。
焦りに焦って更にペースが上がり…
1合目の途中でダウン!
精神的にしんどくなってしまい、尋常じゃないくらいの大量の汗を垂れ流しながら顔面漂白のなか保さんに
「限界だ..休憩させくれ…」
とSOSを出す事態になってしまいました。
長年の付き合いの保さんも流石に心配になり
「無理に登る必要はない」
と言わせてしまう始末。
どうして、こんなにも焦ってしまうのでしょうか…。
タニ丸は動揺しながらも自然のなか思考を巡らせました。しかし、焦るばかりで答えは出ない…。
すると保さんが
「頂上(ゴール)ばかり見てるんじゃないの?」
長年の付き合いだけのことはあります。
そう、タニ丸はゴールばかりみてました。
今回の登山と仕事も人生も…。
でも、焦りながらゴールばかりにとらわれて今あることが見えてませんでした。
保さんは続けて言いました
「自分のペースでいいから、ゆっくりいこう。」
「大股じゃなくて小股で、一歩ずつ着実に」
保さんの言葉を聞きながら、仕事でも似たようなことを以前言われていたことを思い出しました。
「まずは、目の前のことを着実にこなすことが大事」
全部繋がってるんだな…。
そう思いながら気を引き締めて、頂上のことはあまり考えないように、前を向いて小股で自分のペースを乱さないように時に小休憩を挟んで登ることにしました。
すると、前を向くと色々なことが分かります。
少し遠回りだけど、トンボが止まっていて綺麗な写真が撮れそうな場所や危険な岩など。
それに気づくと共に、こんなことが頭の中で浮かびました
「そいえば、仕事でお世話になってる先輩社員や上司も僕だけじゃなく色々な細やかなことに気づいてるな…」
やっぱり繋がってるんだなぁ…。
噛み締める様に改めてそう思いながら、一歩ずつペースを保ちながら心を落ち着かせつつ歩みを止めませんでした。
気づくと6合目付近まで、登っており振り返ると綺麗な中禅寺湖がみえました。
こんなに登ってたんだ…。
すげーじゃん!やるやん!
少し有頂天になってましたが、頂上までは残り4合もあります。
登ってきた道を振り返るのは偶にでいいな..。
と思うのも、まだまだ先は長く目の前には大き岩がある道なき道…。
危険と隣り合わせであり目の前のことに集中しなければと改めて思いました。
少しづつゆっくり…。一歩ずつ確実に…。
休憩時には、保さんといつもの様に談笑する余裕まで出てきました。
余裕が出てきたタニ丸の脳内にはこんなことでてきました。
小股で自分のペースって、一見遅くみるけど登り続けなければ頂上には辿り着かないし、前を向かなければ美しい自然も堪能することができなかったんだな… 。
また、思考の連想でうさぎ🐇とかめ🐢の童話を思い出しました。
僕は完全にうさぎだったなと。
スピード感があることはいいことだと思っています。
しかし、どんなに突っ走ってスピードがあっても同じペースでなければ自分自身が苦しくなってしまいます。ペースを上げるためには、まず一歩ずつ岩を道を歩まねば基礎体力は上がらなく、ペースを上げることもままなりません。
そう思いながら、4月から入社して自分の行いを振り返ると
先ばかりみるあまり、焦って、慌てて、疲れて、自分が苦しんでたんだな…。
そう認識することができました。
今なら周りの大人たちが言っていた言葉が少しだけ、分かってきた気がします。
そんなこんな思考を巡らしながら、登っていると…。
頂上についてました。
自分のペースに集中したかったので、登山中は時間を敢えて見ないようにしていたのですが、平均的な3時間で頂上までくることが出来ていました。
まさか、半ば現実逃避で登るはずだった登山に大事な気づきを得ることになるとは思いもよりませんでした。
僕は色々なことに思考を巡らしながら、約8年ぶりに登った男山体から以下のことを学びました。
こんな大きな気づきを深く認識することが出来ました。
突発的な登山日帰り旅行に付き合ってくれた保さん
仕事の先輩及び上司
自分に関わってくれている全ての方に感謝いたします。
気づきを今度は会得するべく、人生という名の登山の登りかたを少しずつ試行錯誤しながら登りやす!
そんな感じで、じゃ!また!
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