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アダプテッドスポーツについてまとめてみた。

こんにちは!
今日はアダプテッドスポーツについてまとめてみようと思います。
経緯としては、アリゾナ州立大学で開かれていたスポーツビジネスのキャリアフェアに参加した時のことでした。バスケ、アメフト、野球、サッカーなどのメジャースポーツのチームが来ていたのはもちろんのこと、そのほかにもスポーツテック系、スタジアム運営会社などもいました。その数多の会社の中に、アダプテッドスポーツのイベント運営会社も参加していました。正直、日本ではあまり見かけないような会社であり、またInclusiveな社会を作り出すというトレンドに合致している会社だと思い、興味を持ち始めたので、このnoteにまとめてみようと思いました笑


この5つの観点でまとめてみようと思います!


【経緯について】


主に「社会的包摂の推進」という背景があって、アダプテッドスポーツは昨今人気になっているようです。
障がい者の権利意識の向上や、スポーツを通じた社会的包摂(インクルージョン)を目指す動きが強まり、アダプテッドスポーツの普及が進んでいます。特に、国際的な大会(例:パラリンピック)の影響が大きく、認知度が高まりました。このような活動に対して、政府やNGOが支援していることで加速的に普及しているみたいですね。
また、アメリカでは「法的支援と権利擁護」という観点において、障がい者の権利を保護するADA(Americans with Disabilities Act)が制定されており、障がい者が平等にスポーツ活動に参加できる環境が法的に保障されているようです。こうした背景により、学校や公共施設でのアダプテッドスポーツの実施が進んでいる、とのこと。

【種類】


人気なアダプテッドスポーツは車椅子バスケットボール、車椅子ラグビー(マーダーボール)、視覚障がい者向けスポーツなどですが、このほかにも、Bocce BallやBowlingも人気な種目なみたいです。

Bocce Ballとは
ボッチェは、英語でボッチェ ボール、ボッチ、またはボッチと呼ばれることもありますが、ブール科に属する球技です。イタリアで現在の形に発展し、イギリスのボウルやフランスのペタンクと密接に関連しており、ローマ帝国で行われていた古代のゲームに共通の祖先を持っています。

Wikipediaより

【事例】


では実際にアメリカでは、どのような取り組みがなされているのでしょうか。
自分が調べた限りでは、主に以下の二つがメジャーな活動みたいです。
1. 全米アダプテッドスポーツ協会(NCAA)
NCAAとは、障がい者の学生アスリートが大学レベルで競技に参加できるように支援している団体で、各地の大学と連携して大会やトレーニングの機会を提供しているみたいです。
2. インビクタスゲームズ
インビクタスゲームズとは、傷痍軍人向けのスポーツ大会で、アメリカでも多くの参加者がいて、障がい者スポーツの普及に貢献しているみたいです。

また、自分が参加したキャリアフェアではSpecial Olympicsやthe MIRACLE LEAGUEなどのアダプテッドスポーツの大会のボランティア募集が多く散見されました。ボランティア募集をしているってことは、人員が足りておらず、永続的な運営が課題となっているかもしれませんね、、

【課題感】


やはり、市場の小ささゆえに永続的な資金調達は課題として挙げられるかと思います。その他にも、アクセスの不均衡も考えられますが、大きな課題としては前者の資金調達です。この資金調達は大会運営や設備の維持など主催者側の課題でもあると同時に、車椅子などの使用器具は高価だったりするので、大会参加者側の課題でもあったりしますが、ここでは、前者に焦点を当ててその課題への解決策を考えてみます。
解決策としては、以下の二つを考えてみました。
・官民連携の強化
企業がCSR(企業の社会的責任のこと)の一環として、イベントや大会、施設に資金を提供する仕組みを作ることで永続的に資金を調達することができます。ただ、これは政府の方々が企業側に営業を何度もかけていかないといけないので、負担が大きいこと、そして企業側が永続的に資金を出してくれるかわからないという将来への不透明性が課題として残ります、、
・ファンドの設立
アダプテッドスポーツの支援に特化したファンドを設立し、寄付者やスポンサーからの資金を一元的に管理・配分する仕組みを作ることで、アダプテッドスポーツに関する広範な活動を支援することができるかと思っています!

【展望】

今後の展望としては、技術革新の応用により多くの障害者の方がスポーツ参加が可能になりうるということ、そしてパラリンピックをはじめとしたアダプテッドスポーツの普及により、より一層社会的認知の向上が達成されると思います。日本では、アダプテッドスポーツに関する学会がありましたが、まだアメリカのように公的な連盟・機関はないみたいですね、、


以上、アメリカへ訪れて初めて知ったアダプテッドスポーツについてまとめてみました!!こういう取り組みを知れたことで、留学に行ってよかったなと改めて思うことができました!

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