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出生数を見てネガ主婦が感じたこと
こんにちは。ネガ主婦はなです。
本日は近頃発表された2024年の出生数見込みについて感じたことを記録していきたいと思います。
おそらくみなさんが思うような捉え方ではない部分も含みますので、先にお伝えしておきます。
2024年の見込み出生数は約70万人を切るとのことでしたね。
そのニュースを見て1番最初に感じた感想、それは
え、本当に?
でした。
というのも、あんなに産婦人科には妊婦さんが居て、新生児室ではたくさんの赤ちゃんが生まれ、退院していく。ショッピングモールへ行けば、抱っこ紐やベビーカーに入るホヤホヤの赤ちゃんがたくさんいる。不妊治療への助成制度も手厚くなった。
なんなら「今年もしかして生まれた赤ちゃん多いですか?」なんて定員満員の支援センターで他のお母さんたちと話していました。
そこで思ったこと、
人間の目って本当に都合よく作られているのだな
です。
興味が向いたことには焦点が合うようになっているのでしょうか。子を産むまで街にこんなに赤ちゃんや子どもが居ることに気づいていませんでした。
自分が経験したり興味を持ったものが優先的に視界に入るとすれば、その他のことはどうなのか。やっぱり想像してみることしかできていなかったのだろうな、と思います。
幸せそうな妊婦さんにはこんなにもたくさんの不安やマイナーな不調があると思っていなかった
赤ちゃんは小さくて羽が生えたように軽いと思っていたけど、長い間抱っこしていると腱鞘炎になってしまう
子を授かるためにたくさんの人が様々な苦悩、事情を抱え努力をしている
好きではない人から受ける好意がこんなに心苦しいものなのだと知らなかった
転職すれば辛いことから解放されると思っていたのに、転職先で予想外のトラブルに見舞われると思っていなかった
実際に経験して、その立場になりやっと理解できることがあると30年ほど生きてきて思うことが増えました。
相手や状況を全て理解できないのは当たり前ですが、そんな時は真っ先に責めずに「もし自分が経験したら…」と最低限理解の気持ちは示していきたいと思うのでした。
そして続いて思ったこと、
この少子化の世に生んだ我が子が幸せに暮らしていけるにはどうしたら良いか
でした。
平成に生まれた私たちですら年金には期待できず、私たちが小さい頃は「なんだか難しくてお金が好きな人たちがしているようなこと」と思っていた投資を国が推奨するようになりました。
スマートフォンも当たり前に普及し、便利にはなったものの、「今の時代の小中学生は、すでに抱えることが多そうだな」と感じるこの頃です。
世の中には反出生主義という考え方もあるようですね。「こんな厳しい世の中に子を生むのは可哀想」、「自分が育った家庭環境が恵まれず、親になる自信がないので生まない」などですね。
正直なところ、理解できてしまいます。
私も幼少期からこの繊細で気が弱い性格でいじめを受けたり、容姿に悩んだり、望んだ進学先を選べなかった時には実家の経済力を恨んだり。
「お金が無い中で生んだことを誇らしげに話さないでほしい。子に満足な環境を与えられないくせに生んだなんて」
と両親を前に喉元まで出かかっていました。
それでも私はこの令和に我が子を生んだのです。
先ほどの話と同じで、「子が欲しい」と思って初めて両親の気持ちがわかりました。
「生んでほしくなかった」と少しでも思ったことのある私だからこそ、子を幸せにしたい。そのためにはどうしたら良いかと考える日々です。
具体策としては、まずは経済力。母はかなり私たちが大きくなるまで専業主婦をしており、育児とずっと向き合っていてくれたことに感謝しています。ですが私は正社員でい続ける選択をします。
お金で解決できること、与えてあげられる経験。綺麗事抜きでお金はどうしても必要だという私の価値観です。異論はもちろん認めます。
知人が言いました。
「子が虐められた時に迷わずマイホームを手離し引っ越せることだって子を守る愛だ。それだってお金が必要なのだ」
と。
そして子が大きくなった時には介護で困らせないよう、蓄えておきたいですし巣立つ時にはいくらか援助してあげたい。これは最低条件です。
次は、自己肯定感高く育てる環境を整えること。何が裏切ろうと自分は自分の味方。絶対に自分を大切にしてほしいと願っています。
自分を無碍に扱う人たちと関わり続けてほしくはありませんし、できないことに固執して自分を卑下しないでほしい。輝ける環境でのびのびと過ごしてほしい。それがもし日本ではないなら世界にだって目を向けてほしい。
そんな風に伝え続けていきたいと思っています。
生きているだけで美しくて、逞しくて、素晴らしいよ。そしてとびきり可愛い!
言葉もわからない、記憶にも残らない今の時点でも毎日のように我が子に語りかけています。
今の私たちの生活だって特別裕福なものではありませんが、そもそもが日本という比較的恵まれた国に生まれています。
あるものに感謝するは私のポリシーではありますが、その「あるもの」を次世代にもより多く遺してあげられるように生きていけたらなぁ、なんて思います。
令和生まれの子どもたち、強く、逞しく、美しく。どうか幸せに生きられますように。皆んなはとびきり可愛い!
そして例外なく、どの時代、どの国に生まれた人たちにもたくさんの幸せが溢れますように。
心から願います。
以上、本日も長い備忘録にお付き合いいただきありがとうございました。
ネガ主婦はな