朝からキュンキュンしてすみません

今回は30過ぎのおっさんが朝から好きな人のせいでキュンキュンして悶絶してしまったお話になります。お聞き苦しいところ(特に前半部分)があるかもしれませんが最後までお付き合いくださいまし。

好きな人のパワーってすごいですよね。最近でいえば“推し活“もそれに当たるけど、好きな人や恋人、応援したい人がいるだけで何かを頑張れたり、その日の気分が上がったり。みなさんも今はいなくても昔そういう人がいたことがある人は多いはずです。

お恥ずかしい話私は小学生の頃から恋多き男でした。こういう言い方だと
モテモテで何人にも告白されて、あーまたお断りしないといけないのかあ。俺も罪な男よな〜。みたいな誤解もされかねないので。(しねーよ!)一応断っておくと全くモテてなかったです。モテはしなかった妄想力だけは高めの男にも立派に好きな子はいました。そして純粋ピュアな私はその子に会えるというだけで学校に行くのが楽しみでしょうがなかったです。公園に遊びに行くとその子が遊んでいる。その子のことばかりが気になってしょうがない。もう遊びに来たんだかその子を見にきたのかわからない。みたいなときもありました。いやー恥ずかしい!って30にもなってこんなこと書いててほんと恥ずかしいわい。
こうして文章にすると少し気持ち悪いですが恋心って大体こんな感じですよね?そうであってくれ。

もう少しこの話の続きをすると、
私は自分の気持ちを胸に秘め続けるということができない人間でございました。なので好きな子には好きとストレートにお伝えしてたんですね。ただ冒頭にもお話ししたように恋多き男。←言い方な。
そう、同じ学校内で何人にも告白してました。ぶるぶる。自分でも悪寒がしてきた。めちゃキモいですよね!っていうかどんなメンタルしてんだよ!
朝からこんなこと書いてて全然キュンキュンしないんだが。
まあそんな私もたくさん失敗を繰り返し今は幸いにも結婚でき平穏な日常を過ごしております。

話がだいぶ逸れましたが、好きな人のパワーって本当にすごいよねって話で、何でもない日の朝も、日常もうわーっと変えられたことありません?

最近そんな出来事がありました。
ある朝、宇多田ヒカル(以下ヒッキー)のツアーライブアルバム
『HIKARU  UTADA SCIENCE  FICTION TOUR 2024』
を車で流しながら出勤してしてました。初めて聴くアルバムだったのでやっぱりヒッキーは何聴いても最高だなーくらいの感じで聴いてたんですね。そしたらヒッキーがお喋りし出したんです。ライブだから。
曲はKeep Tryin’
の2‘40秒あたり。ラストのサビの前の間奏で観客にこう言ってくるんです。
(これはほんとにぜひ一度聴いて欲しい。)

「ずっとみんなにこうやって動きを煽ったりするの下手で苦手だったんだけど、今すごく楽しくできてるのたのしい。ありがとう」

って。この言い方もよくて。言い方!純粋な女の子がその行為というか、その瞬間を楽しんでいて、そのまま口に出したような言葉。感情の表現力。言葉自体はシンプルでそれこそそのまま小学生が言いそうな言葉なんだけど、とにかく可愛さ、破壊力が凄まじい。もう全てが世界レベル!いや語彙力のなさよ。でもね、ほんまに可愛いんです。キュンキュンしてしまうんです。
ほんで動きを煽るって手を振ったり手拍子したりってことですよね?
世界で活躍するこんな偉大すぎるアーティストがそんなこと気にしてたのか!
というかそれに上手いとか下手とかあるんかいな。
と突っ込みたくなってしまうヒッキーのお人柄がこの短いたった10秒ほどで溢れ出してしまってる。
うわー。これでキュンキュンしない人なんているんだろうか。
“キュン死に“とはまさにこのことじゃないかと朝からとんでもなく幸せな気持ちになってしまいました。さすがの恋多き私でもヒッキーの前では無力。あまりの幸福感に悶絶したのでありました。

ヒッキー!!こちらこそほんとありがとうー!!

失礼のないよう発狂するように返事をさせていただきました。
ヒッキーが楽しかったならこれほどの幸せはございません。

最後に宇多田ヒカルという世界的アーティストと、わたくしの下衆なエピソードを掛け合わせてしまったことをお詫びします。
けどヒッキーなら許してくれるはず!←友達か。

おわり!

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