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自分らしく生きるためのフィールド選び

人生というフィールドで勝つためには、自分の「強み」と「適性」を理解し、それに基づいた選択をすることが極めて重要だ。これを怠ると、たとえどれだけ努力をしても、思うような結果は得られない。

私は、学歴や肩書きに頼らない人生を歩んできた。高校卒業後、地元の小さな商店街で働き始め、初めて起業をしたのは20歳のときだ。当時、何もかもが手探りだったが、自分が「物を売る」という行為に強い興味と直感的な才能を持っていると感じた瞬間があった。その直感を信じて、すべてを賭けた。

成功するまでには、無数の失敗があった。小さなイベントを企画して誰も来なかったり、ネットショップを立ち上げて在庫を抱えてしまったこともある。しかし、その失敗の中で学んだのは、「自分の得意なフィールドで戦うべきだ」ということだ。

たとえば、あるとき私は流行りのファッション業界に参入しようとした。しかし、私は流行やブランドの知識が乏しく、結果として赤字を抱える事態に陥った。それ以来、「自分が情熱を持てる分野で勝負するべきだ」という教訓を胸に刻んだ。そして、地元の食材やクラフト商品を扱うオンラインプラットフォームを開設したとき、これが大きな成功につながった。食べ物や工芸品の話題には自然と熱が入り、商談もうまく進むことに気づいた。

一方で、恋愛では失敗の連続だった。自分が理想とする「自由で独立した女性」を追いかけてばかりで、相手の価値観や求めているものを理解しようとしなかった。特に、仕事に打ち込む自分を優先しすぎて、相手の気持ちを蔑ろにしてしまったことも多かった。「自分が何をしたいか」ばかりを考えて、「相手がどう感じるか」を見失っていたのだ。

この失敗を機に、私は「フィールド分析」の重要性をさらに深く理解することになった。ビジネスでも恋愛でも、自分と相手の特性を理解することが、最も大切なのだ。自分が得意なこと、相手が求めていること、その交点を見つけることでしか、成功は掴めない。

だからこそ、私は若者に伝えたい。大学進学や就職活動、あるいは起業や恋愛においても、「自分が勝てるフィールド」を見つけてほしい。何を選ぶかで、その後の人生が大きく変わる。

自分をよく観察し、得意なものや好きなことを軸にして選択をする。時には、社会の流れやトレンドを無視してでも、自分が輝ける場所を選んでほしい。選んだフィールドで努力を続けることで、初めて自分だけの価値を築くことができるのだから。



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