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聞く・聞いてあげる

よく「自分らしく」「あなたらしく」と言われます。
 
他の人とは違う
その人の持つ個性や長所を出して!
ということだと思います。
 
私自身も
個性を自覚する
ということはオススメしています。
 
しかし…
「自分の個性や長所を自覚できている人」
果たしてどれくらいいるのか?
という疑問はいつも感じています。
 
 
こちらから見ていると
 
この人の長所はこれ
あの人はこういう個性だ
 
という推測はできます。
 
しかし、本人がそう思っているか?
は疑問です。
 
 
大切なのは
本人がどう思っているか?
ということになります。
 
 
明るい人や自分をさらけ出せる人は
自分から何でも話してくれますし
周りも認知しやすいので
心配ないのですが…
 
 
大人しく思える人や自分を出せない人は
中々、わかりにくいという面があります。
 
これは…
過去の経験やトラウマといったことが
影響しているケースもあります。
 
 
過保護や無関心な大人に囲まれて育ってきた。
小さい頃から何でも親が決めてきた。
話しを聞いてもらえなかった
考えている間に決められてしまった。
何を言っても否定された。
 
 
大人には大人の事情もありますが…
結果としてそうなってしまっています。
 
決められて
こういった人は
無意識レベルであきらめてしまっています。
 
「どうせ…」
「私なんか…」
 
といったことだと思います。
 
 
私自身、色んな人と接していますが…
 
時間をかけるしかないと思います。
 
 
その人が口を開くまで待ってあげる
ということです。
 
言いたくないのではなく
考えている、ということも少なくありません。
 
 
子供の頃もそうだったのだと思います。
 
例えば、お母さんが何か質問をしたときに…
 
本人は、じっくり考えている。
時間が経つと
お母さんがシビレを切らし
先に答えを出してしまう。
(決めつけであり本当にどうなのかはわからない)
 
 
こういった積み重ねで
「今」ができています。
 
 
ですから大人は
「聞く」「聞いてあげる」
 
という姿勢が必要です。
 
 
大人しい、口数が少ないと思っていたが…
 
聞いてくれるという経験を積むと
 
いつしかこちらがビックリするくらい
話してくれる
という人もおられます。
 
 
今の大人には
多忙な方が多く
なかなか難しいのかもしれませんが
 
それくらいの時間は
設けたいものです。

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