住宅購入の地震リスクを考えた日
自分も考えたことがなかった
考えたことが無いというか、業界側の人間ですがたかをくくっていたという表現があっているかもしれない。
地震が起きたらみんな一緒。保険や公的な支援で何とかなるし、新しい家だから何とかなるっしょ。みたいな感じです。
でも、実際に考えてみると、保険はいくらくらいもらえる?公的支援って何があるの?仕事は?学校は?ローンは?など疑問がたくさんあることに気づきます。
基本的に命が一番大事
契約書や権利書など一見大事そうなものでも、それが無いと一切の権利が無くなるわけではないということで、基本的には命があればなんとかなります。例外は現金くらいでしょうか。現金は紛失したらなくなります。汚損などは大丈夫でしょう。
命が大事。忘れ物は取りに帰らないのが鉄則。
公的支援が充実している日本
日本は地震大国でもあり、また、経済大国でもあるのでいろいろな制度が整っています。大規模災害に被災したときに当面の生活費を支援してくれたり、住宅が無くても仮設住宅が作られたり、いろいろなサービスがあります。しかも、いろいろな人に合わせた設計になっています。素晴らしい。
知らないと使えない問題
一方で、素晴らしい支援も知らないと使えないというのが特徴です。例えば配偶者を無くしてしまったら弔慰金がもらえたりするのも、欲しい人が申請をしなければもらえません。何かあったような?というくらいでも知識が無いと全くもらえないのです。
新築住宅のリスクを考えてみる
もし、今、築10年弱の我が家が被災したらどうなるだろうかと考えてみると、まだ新しい方なので、減震装置というものは効果があるだろうと思うのと、地盤は大丈夫な高台なので自宅非難を想定しています。太陽光発電も付いているので昼間の電気はある程度大丈夫です。
以下に自宅の対策をまとめます。
耐震、減震の仕組みのある家
太陽光発電
エコキュート
高台、固い地盤
飲み水の備蓄
ファミリーカー所有
毛布、アルミシート
小型バッテリー
こんな感じで対策をしていますがあとは蓄電池が欲しいところです。
低品質の新築住宅がハマる可能性
新しい住宅を購入して地震についてはある程度大丈夫だろうと思っても傾いたり、少し壊れたりすることは大いに考えられます。家具も。
ローンもたくさん残っている。
地震保険はMAX50%だし、一部破損だともっと少ない。
公的支援も万能ではないし建て替えるほどでない。
収入が普通に得られるか疑問。
という感じで、生き延びたし家は大きく壊れなかったけど、修理や建替えをするお金はない。という状態に陥る可能性があります。
もちろん、債務整理をして家を手放すための支援などもありますが、家が無くなってしまうので・・・
こういったリスクは住宅営業に関係ないと思われている
地震は天災ですから責任を求められない事象であるのは確かです。でも、リスクを説明せずに、認識せずに住んでいた場合にそれは、人災といえるのではないでしょうか。売れればいい、法に触れなければいいというような話ではなく、しっかりとリスクを認知し、覚悟をもって買ってもらうことが大切だと思います。
住宅に携わる営業さんがいい人で責任感がありしっかり説明するタイプだといいなと願っています。
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