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ドキュメンタリー映画「鹿の国」と、金子みすゞ

暮れから年明けにかけて綴ってきた映画、観てきました。

諏訪は、山の民。金子みすゞの生れ故郷は、日本海に面した海の町。

山の民は、山の命をいただく。海の民は、海の命をいただく。

そのように生きてきたというか、そのようにしか生きられないですよね。今のように流通が発達してない時代は、食と地域が密着していたわけですから。

弱肉強食の命の理のもと、生きることは殺すことで、そこから畏れと感謝、信仰が生まれるのは道理なのだなと、映画を観ながら感じました。


金子みすゞの詩


同じく、みすゞの詩

諏訪大社をたくさんのお坊さんが訪ねてお経をあげる神事も、映画にありました。まさに神仏習合ですよね。

諏訪信仰に、みすゞの世界ととても近いものを感じました。みすゞがペンネームを信濃の国の枕詞にした(実は賀茂真淵の勘違いなのですが)のは、偶然ではなく、天によって定められていたことだったのかもという気持ちになりました。

ポレポレ東中野で開場を待つ間にポスターをパチリ

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