TANGO OPEN
TANGO OPEN
人をひらく。
道をひらく。
夢をひらく。
世界のクリエイターの視点から日本を眺めると、TANGOと呼ばれるエリアには想像力を刺激する美の素材が、未曾有に埋蔵されているらしい。
これまでの伝統やモノづくりの枠にとらわれない未来へ。TANGOのトビラは次の時代を作る人々のためにひらかれている。日本文化を未来へ紡ぐ新たな美の始まりが、ここTANGOから。
京都・丹後で育まれた絹織物の歴史。1720年に誕生した「丹後ちりめん」は着物の代表的な生地として和装文化を支えてきた。伝統と格式がもたらす、素材の上質感。そこから培った唯一無二の魅力と技法。世界へ、そして未来へ。次の300年へ向けての新たな挑戦が丹後から始まっている。
TANGO OPEN――。2020_2320
光沢
海を思わせる七色に輝く光は、貝殻のきらめき。日本古来の螺鈿細工を応用し、貝殻を薄く削って貼りつけた和紙が糸状に細く裁断され、丹後の伝統技法で織り込まれている。
膨らみ
立体的な織り目から漂うのは、ふっくらと重厚な質感。糸に力をかけない「手織り」と、隣り合う縦糸を絡める「からみ織り」は、空気を含ませ、独特の膨らみをつくり出す。
シボ
「さざ波」のように輝くシボは、丹後ちりめんの特徴。水を使った撚糸技術が上質な厚みのシルクを織りなし、撚りを戻す生糸の特性は、美しく繊細な独特の凹凸をつくり出す。
模様
白生地に映える多彩な織り柄。色生地を生かす刺繍のような質感。ジャカード織機と撚糸の融合が生みだす無数の模様は、歴史ある丹後独特の技と工夫が支えている。
透け
涼感にあふれ、透き通る高級感で魅了する絽や紗。糸と糸の間に空間をつくる「からみ織り」の伝統技法は、丹後の得意とするところ。類まれな透明感が瞭然たる美を生み出す。
多様性
様々な太さの糸や紐、麻や和紙といった多彩な素材を組み合わせて織り出す。織機を駆使し、この難しい織り方に挑めるのは織物の産地、丹後だからこそ。幅広のシルクリボンから細い生糸、野趣あふれる藤のツルまで。バリエーションは無限に広がっている。
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「これができるのは、世界でうちだけ」。丹後の新旗手たちから、この言葉を何度聞いただろう。300年の伝統に裏打ちされた技術力と実績。今、ここに、TANGO OPEN。
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「光沢」・・・民谷螺鈿株式会社(http://tamiyaraden.com/)
「膨らみ」・・・クスカ株式会社(https://www.kuska.jp/)
「シボ」「模様」・・・田勇機業株式会社(http://www.tayuh.jp/)
「透け」・・・安田織物株式会社(http://yasuda-tex.jp/)
「多様性」・・・創作工房糸あそび(https://itoasobi.jp/)
・・・遊絲舎(http://www.fujifu.jp/)
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■丹後ちりめん創業300年事業実行委員会■
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