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デザイナー集団の学びと生態と、キャリア自律

こんにちは。
NTTデータのデザイナー集団 “Tangity” のYuyaです。
この書き出し、一見同じようで皆それぞれの色がありますね。
いざ自分が書いてみても、自分の文章の書き癖のようなものが出ます。
せっかくなので?比較してみてください。そんなところにそれぞれのデザイナーたちの個性が出ている…気がしませんか?


あらためて、Tangityってなんだっけ


さて、TangityというのはNTTデータのグローバルでのデザインブランドです。
そのため「ここがTangityです!」という一意の組織があるわけでなく日本のNTTデータのなかでもさまざまな組織のデザイナーがTangityの構成メンバーとして活動しています。
そのことを私はよく、Tangityはエアラインのネットワークみたいなものですと称しています。たとえるならばスターアライアンスとか(個人的に普段スターアライアンスのエアラインにお世話になることが多く、よくこちらで表現してしまうのですがワンワールドでももちろん齟齬はありません)。
で、そこにはANAがいたりルフトハンザがいたりユナイテッドがいたり…。
なので、このnoteで記事を書いているTangityメンバーも、会社の組織という意味では複数の組織のメンバーが融合している感じです。
私はそのなかのひとつ法人コンサルティング&マーケティング本部のエクスペリエンス統括という組織に所属しており、このnoteでもお馴染みの、Tomiさん・野口友幸さん・トモフミあらためtomofumoさん・Wongyoさん・Nishidaさん・Komatsuさん・ToshiOさん・Natsumiさん・武長さんなどが所属するサービスデザイナー集団SED (Service&Experience Design) グループ、いわゆる”ゼロイチ” フェーズを主とした新規事業開発において共創や伴走型支援を生業とするIDA (Innovation Design&Acceleratinon) グループ、そしてひとや空間のあらたな価値と体験創出に取り組むCLE (City Life Experience) グループという3つのチームを率いています。
少し前置きが長くなってしまいましたがデザインとイノベーションという、ひとのいとなみにおける普遍的テーマを、NTTデータというIT企業として取り組むにあたってのさまざまな切り口でチャレンジしていくための組織体…という感じでご理解いただけると幸いです。


もっともかたちなきものをデザインするデザイナー

そんな3グループの多士済々なメンバーたちと日々活動しているなかで、私自身は”イノベーションエコシステムデザイナー” を標榜しています。
おそらくTangityのデザイナーのなかでもっともかたちのないもの・ことをデザインすることを生業にしているのかもしれません。
イノベーションを起こし続けるための、成功の再現性を高めるための仕組みや組織、人を成長させていくための仕掛けや新規事業そのもの、そんなあれこれを複合的に捉えながら自社やお客さま、そして社会に実装してゆくのがお仕事です。
普段は新規事業に関する講演や登壇などもさせていただいているのですが、もともとはいわゆるビジネスデザイナーでありスマートシティやまちづくりの領域を専門としています。
このあたりはおいおい別の機会で書かせていただこうかなと思っています。


デザイナーのキャリア迷子現象と、Tangityデザイナーの向き合いかた

今回は、そんなデザイナー組織に所属するデザイナーたちが自分たちの成長や学びにどのように向き合っているのか、という話。
デザイナーを名乗っていると案外自分たちのお仕事におけるスキルアップやキャリアアップがわかりにくくて迷子になったような気になる…自分の成長ってどのようにしていけばいいんですかね、という問いを若手デザイナーを中心にいただくことがあります。
これはとりわけIT企業でデザイナーやっていると少なくないシチュエーションなのではないかと思うのですが、周囲の同僚はいわゆるさまざまなベンダ系資格を都度の業務上の必要に応じて取得したり徐々に年次があがるにつれ一担当者からリーダーを任され、プロジェクトマネジメントをするようになってPMP(Project Management Professional) を取得して…と、比較的明示的なキャリア形成が存在します。
ところがデザイナーはビジネスデザインもサービスデザインも、多少はそういった資格や認定も存在するものの種類が多くなかったり必ずしもそれらを取得することが必須というわけでもない。結果としてわかりやすいキャリア形成ではなく、憧れたり意欲と想いをもってデザインの道に踏み出したはいいものの自分がどういう位置にいるのかやどういう方向性に向かおうとしているのかがわからない気持ちに陥ることがあります。

前述の、私が管轄している3グループにはおよそ30人弱のメンバがおり全員がサービスデザイナーではないものの、ビジネスデザインやアーキテクトといったさまざまなキャリアを歩んでいます。
その中には、かくいう私自身がいま現在そうなのですが、現役の大学院生が4名(MFA3名、MBA1名)、MBAホルダ1名、美大/芸大の学部在学中1名、短期プログラムに参加中/修了が4名、海外のデザインプログラム修了メンバが3名…たぶんほかにもいろいろ。強制や指名されてそれらに取り組んだというメンバーは誰ひとりいません。
これって結構、いや、ものすごいことだと思いませんか。

みなそれぞれ、迷いや悩み、壁にぶつかっていたりもするけれど一見分かりやすいスキルにのみ頼ろうとするのではなく学びという場に飛び込み、自分自身の身と頭、感覚と感情に基づき咀嚼することで成長や新しい視野を欲していたり。
そしてもちろん日々の業務でもそれぞれがいい仕事をしてくれていたり、社内外でさまざまな還元の場を設けてくれていて日々刺激と好奇心に満ち溢れています。
そういう組織や人のマインドセット、風土や文化をつくってゆくこともデザインのひとつ。ひとのなすもの・ことがデザインでありそのデザインはひとのためのものであり、こと。

そんなデザイナーたちのいるTangityにご興味持っていただけるかた、ご連絡いただければ幸いです。
いきなりご応募ください、ではなくまずはお友達から始めましょう的なカジュアル面談、大歓迎です。


デザイナーさん大募集

現在Tangityではデザイナー職を積極的に採用しています!
サービスデザイン、UXデザインのクライアント業務の経験がある方、ぜひ私たちと一緒に働きませんか?
今回私が記事にした、SED・IDA,、そしてCLEのビジネス・サービスデザインチームの募集はこちら
テクノロジーを起点としたUXデザイナーの募集要項はこちら
双方のポストはプロジェクトで連携する機会もあります。お待ちしております。


普段はこんなの書いてます

[新規事業創出は適切なプロセスによって実現できる。「FORTH&BDS」が目指す、イノベーションの民主化とは?]
https://www.nttdata.com/jp/ja/data-insight/2023/0601/
[大企業の新規事業創出に再現性を-個への依存を脱却する“組織の営み”とは何か-]
https://and.ub-speeda.com/posts/column_22
[新規事業の“失敗例”は学びの宝庫、アンチパターンにこそ学べ]
https://and.ub-speeda.com/posts/column_13


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