Tangity_sketch club 〜観察力と感性を研ぎ澄ます活動〜
こんにちは。NTTデータのデザイナー集団「Tangity」で、サービスデザインをしているTakahashiです。
私はTangity参画前に事業会社にてプロダクトデザイナーとして従事していた経験があり、いわゆる狭義のデザインから現在の立場に至りました。
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キャリアとしては、とある美大を受験してきた訳なので、デッサンは泣きながらひたすら描いてました。（浪人中、特に二浪目は嘘じゃなく本当に泣いてました。描写が全然うまく描けず、自分の将来が全く見えないあの頃は人生で最もキツかった。。今となってはいい思い出。）
大学ではプロダクトデザインのスケッチもしていたので（上には上がいらっしゃいますが、、）それなりに鍛錬は積んできました。
その過程で培った、目の前のものを捉えて表現する技術に興味を持ってくださったチームメンバーから、ぜひデッサンやスケッチを教えて欲しい！とお声をいただき、だったら社内のデザインに興味を持つ方々みんなと共有しようかしら？と考え、この「Tangity_sketch club」を始めました。
活動の目的：観察力と感性を磨く（とはいえ・・・）
デザインチームのメンバーや、デザインに興味がある人に向けて、不定期に年に3～4回開催している「Tangity_sketch club」。
開催の目的は、デッサンやスケッチを通じて、観察力と感性を研ぎ澄ますことにあります。普段の業務とは異なる切り口で、デザインの基礎を体験する場として、また日常的な視点から離れた新鮮なインスピレーションを得られる機会として提供しています。
「観察力」は、デザインにおける基礎的な鍛錬の一環として、対象をそのまま描く訓練から養われます。目の前にあるものを、ありのまま捉えること、またそのものがどういう成り立ちで存在しているかを考えることで、物事の本質や普遍的な特徴を見抜く力が培われ、これがユーザー理解やサービスデザインにも生かされていくのでは！と期待しています。
一方で「感性」は、観察したものの魅力をどう伝えるか、そして人にどう感じてほしいかを考えるプロセスから引き出されます。たとえば、#2の活動では「何か（想像したモノ）をつまむ手」をテーマに、参加者それぞれが自分のフィルターを通して描き出しました。なぜそれを描いたのか、その心情はこの絵に表現できているか？など、題材を通じて自身の感覚をどう表現するか考え、手を動かすことで、感性を深めることができるのでは！とも思ったりしてます。
と、お硬い感じに書いてますが、雰囲気はゆるふわでなんとなく楽しい〜って思ってもらえたら全然OKです。笑
活動の概要：どんな人でも楽しめるデッサン体験
「Tangity_sketch club」は、社内のデザインに興味関心がある方が集うネットワークにて募集を行い、毎回10名ほどのメンバーが集まります。
大半の参加者がデッサン初心者。普段の業務もデザインに限らず様々な方々にご参加いただいています。
開催時には私が選んだモチーフを用いて描き方の説明を丁寧に行うため、誰でも気軽に参加し、感じてもらえる環境を整えています。モチーフも季節に合わせて考えているので楽しんでもらえるように工夫しています。（忙しさのあまり季節外れになることが増えました。。）
クラスの最後には、参加者が描いた絵を並べて見比べる時間を設けています。自分が見ている世界と他の人が見ている世界の違いを感じ取ることで、観察力や感性の新たな視点を得るきっかけになります。描いた絵が上手かどうかは関係ありません。自分と向き合う時間が大事ですね！
参加者の声：時間を忘れてデッサンに没頭する
参加者からは、「普段使わない部分の脳みそを使っている感覚がある」「時間があっという間に過ぎる」などの感想を聞かせてもらっています。
当初は2名から始まった少人数の活動でしたが、「興味がある」「やってみたい！」という声が徐々に広がり、現在は本部を越えたさまざまな職種から参加いただいています。
メンバー同士のチームビルディングとしても、デッサンは効果があるかもと感じています。同じ空間でモチーフを観察し、描き、出来上がった作品を比較し合うことで、互いの「見えている世界」を共有するコミュニケーションの場にもなっています。黙々と描くあの空間を共有すると謎の一体感が生まれる感じがします。笑
今後も業務から離れた気分転換や瞑想の一環として、希望があれば継続して開催していく予定です。
さいごに
次回の記事では、どのようなテーマやコンテンツを用意しているか、さらに詳しい内容をご紹介できればと思っています！
デザイナーさん大募集
現在Tangityではデザイナー職を積極的に採用しています！サービスデザイン、UXデザインのクライアント業務の経験がある方、ぜひ私たちと一緒に働きませんか？募集要項など詳細はこちら。お待ちしております。
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