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【Designship2024出展!】未来を想像する ”Tangity体験ブース"ができるまで

こんにちは。NTTデータのデザイナー集団「Tangity」で、サービスデザイナーをやっているHiroyukiです。

私たちTangityは、2024/10/12(土)〜10/13(日)に開催されたDesignship2024に、ダイヤモンドスポンサーとして「体験ブース」の出展や複数の「セッション」にて登壇をしてきました!

今回はその様子を「体験ブース」を中心に、どのような想いを込めて、構想段階から体験設計〜開発〜当日開催までを実施したかをお届けしたいと思います。



Designship2024とは?

Designshipとは、様々な業界における一流デザイナーが集結し、それぞれの叡智や想いを爆発させる日本最大級のデザインカンファレンスです。
7回目の開催となる2024年度は東京ミッドタウンで開催され、およそ会場4,000人+オンライン1,000人程度の方が参加されます。


未来を想像する 「Tangity体験ブース」

Tangityのブースでは「あなたが想像する " 手触り感 ” のある未来の◻︎◻︎◻︎◻︎を教えてください」という問いに対して、来場者にその場で答えを考えてもらい、それを即座に生成AIでイメージ化しモニターに投影するという体験型コンテンツを実施しました。

◆Tangityからの問い
あなたが想像する " 手触り感 ” のある未来の◻︎◻︎◻︎◻︎を教えてください

◻︎◻︎◻︎◻︎ の 例)

未来の「デザイナーのあり方」
未来の「働き方・働く環境」
未来の「コミュニケーション」
未来の「AIと人間の共存」
未来の「都市・生活」
etc…

Tangityの体験ブース全体像
来場者の方が思い描く「未来のイメージ」をリアルタイムで投影
「あなたが想像する " 手触り感 ” のある未来の◻︎◻︎◻︎◻︎を教えてください」


① 構想段階: "想い"の整理

まず最初に私たちは、Tangityとして伝えたい "想い" をマインドマップで整理することから始めました。

私たちが今回のDesignshipの出展を通じて「何を伝えたいのか?」「来場者の方に何を感じてもらいたいか?」「どんな体験をしてもらいたいか?」
等をメンバーでディスカッションしながら、丁寧に抽出していきました。

その中で、私たちは以下の3つの "想い" を来場者に伝え、具現化する方針に定めました。

1.   Tangityが大切にしている " わくわく感 " を体感してもらいたい
Tangityの語源でもある「手触り感」のある体験を通じて、来場者に純粋に
"わくわく感" を感じてもらうこと

2.  " Tangtyらしさ " を感じてもらいたい
TangityやNTTデータとして大切にしている「未来から逆算して進むべき道を考えるバックキャスティングのアプローチ」「Foresight(先見性)」を表現すること

3.  来場者の方と継続的な  ” つながり ” を持ちたい
一過性で終わることなく、今後も来場者の方と継続的につながること

これらの3つの想いをそれぞれ「体験コンテンツ」「展示スペース」「ノベルティ」の3つのパートで具現化することにしました。

Tangityが伝えたい "想い" をマインドマップで整理


② 体験設計: "体験" を起点に全体を描く

想いやテーマが固まった後、私たちは「体験コンテンツ」について詳細を詰めていきました。「どんな体験を来場者に提供するか?」を起点に、展示スペースやノベルティ等の全ての要素を固めていくことで、全体の統一感を生み出すことが狙いでした。

体験コンテンツを考えるにあたっては、メンバーそれぞれが複数のアイデアを持ち寄ったり、体験ジャーニーを描いて詳細に内容を検討していきました。(私たちTangityは実際の仕事の中でも、この体験設計には非常に強いこだわりを持っており、人間中心のアプローチを徹底しています)

複数案を作成してそれぞれを煮詰めていく


度重なるディスカッションを通じて、最終的に最も "想い" を具現化できる現案に固まり、体験コンテンツの内容が決まってからは、「ブースの設計」「ノベルティの制作」に取り掛かっていきました。

初期に構想した展示ブースの3Dパース


③ 開発段階: 新しいことにも果敢に挑戦

一番苦労した部分がこの開発段階でした。今回の体験を成り立たせるためにはいくつかの要件があり、またそれらのいくつかはTangity内でも初めてのチャレンジでもありました。

●満たすべき要件
1)生成AIで「想像した絵」を即座に出力すること
2)画像をリアルタイムにモニター3台に出力すること
3)モニターは「体験モード」「ギャラリーモード」「CMモード」「待機モード」の4つの映像モードを備え、遠隔スイッチングができること
4)これらを複数のPCで対応できること
5)セキュリティ上の問題をクリアしていること
etc…

これらの要件を満たすため、TouchDesignerや普段使い慣れない機材を使っての開発の日々が続きました。

TouchDesignerを使ってコンテンツを制作する
未知の機材が本当に動くか実験

Tnagityには「今までやったことが無いことでも果敢にチャレンジする文化」があります。限られた予算ということもあり、体験コンテンツは全てTangityメンバーのみで開発を進めていきました。

今回は新卒1年目のメンバーが卒業制作時に学んだTouchDesignerの知識や、元々プロダクトデザイナーであったメンバーの3Dモデリングの知識、機材関連に精通しているメンバーやイベントに精通しているメンバーの知識等が十二分に発揮されました。
様々なバックボーンを持つメンバーが揃ったTangityだからこそ、未知の領域に挑戦しながらも多くの問題を解決することができたと思っています。
(文章にするとサラッとしていますが、本当に沢山の障壁がありました…)


④ ブース設営: やっぱりトラブル発生

いよいよDesignship前日、ブースの設営、機材等のセッティングの日がやってきました。限られた時間しかないので、トラブルが発生しないよう事前に何度も打ち合わせや準備をしこの日を迎えました。

しかし、イベントのような「ナマモノ」はどれだけ想定を重ねていても多少のトラブルは発生するもの
私たちも「購入したと思っていたものが無い!」「想定していたテーブルの高さじゃない!?」「Bluetoothが接続されない…」等のトラブルに見舞われながらも、現場の大工さんやメンバーと協力しながら、臨機応変に即座にその場で対応することで、無事に準備を完了することが出来ました。

限られた時間の中で効率よく設営されていく展示ブース
裏で一生懸命機材のセッティングをするTangityメンバー
質感や細部のデザインに拘ったノベルティの準備も完了
なんとか無事にセッティング完了!


⑤ イベント当日: 大盛況のイベント会場

そしてイベント当日!さすがDesignshipというべきか、会場は終始賑やかでお客さんの足取りも絶えない状況となりました。

体験ブースでは不思議そうにブースを眺めながらも、実際に体験をいただくと「面白いねぇ!」「おおお」と驚いてもらえたり、画像が出来上がった瞬間に笑顔や笑い声が上がりつつ「写真を撮っていいですか?」と言ってもらえたり、楽しんでもらえた様子で大満足の結果となりました。

また、こだわったノベルティにも喜んでいただき、多くの方にTangityという存在をポジティブに知ってもらえる機会となりました。

来場者の方と一緒に未来を想像する
終始、笑顔で賑やかなブース
次々と生成される未来の◻︎◻︎◻︎◻︎
大盛況で無事に終了!!


イベントを終えて

今回Designshipの参加を通じて、最初に思い描いていた「Tangityが伝えたい "想い" 」を具現化でき、多くの方に楽しんでもらい、Tangityを知っていただくことが出来ました。
イベントの醍醐味である「直接目の前にいるお客様の顔を見て、反応をその場で感じられること」はデザイナーとしての喜びでもあり、私たちも多くの学びを得られる貴重な経験となりました。

立ち寄っていただいた来場者の方も、本当にありがとうございました!!

これからもTangityでは、新しいことに果敢にチャレンジし、多くの方に
"わくわく" を感じてもらい、喜びを届けられる存在
でありたいと思います。

無事にやりきってホッとしているTangityメンバー


Tangityの"3つ"のセッション

さらに、Tangityでは3つのセッションで登壇してきました!
是非セッションについての参考記事も合わせてご覧ください。

パネルセッション「共創で実現するデザインアプローチ」
スポンサーセッション「 "願い" のデザイン 〜これからのデザイナーに必要だと思うこと〜 」
スポンサーセッション「グローバル連携が必要なデザインプロジェクトに潜む罠」


デザイナーさん大募集

現在Tangityではデザイナー職を積極的に採用しています!サービスデザイン、UXデザインのクライアント業務の経験がある方、ぜひ私たちと一緒に働きませんか?募集要項など詳細はこちら。お待ちしております。


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