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中国点描#11 帰国前一人旅⓪ バイバイ北京!また会う日まで!

こんにちは。糖葫芦です。

さて今回からは予告通り、私が期末試験終了後、帰国するまでに巡った4都市、河南省の許昌・開封、陝西省の西安、そして四川省の成都の旅行記をお届け…する予定でしたが、

その前に今回は、期末試験が終わってから北京を出発するまでの日々を記事にしたいと思います。

本当は、旅行で巡った最初の2都市、許昌・開封と一緒の記事にする予定が、予想以上に長くなったため単独で記事を書くことにしました。取り留めのない文章ですがどうぞご覧ください。

1. 帰国手続きと荷造り

私が帰国したのは2023年の7月なかば。6月の終わりに期末試験が終わり、7月頭の卒業式を経たあと、先述のの4都市を巡り、その最後の目的地である成都の空港から日本に帰国しました。

さて、期末試験が終わってからは、片付けや荷造り、就活、そして帰国手続きに追われる日々。
なんだかんだで1年近く生活していた場所を引き払うため、物を処理していくのは結構大変でした。

いらない物の中でまだ使えそうなものは、寮に住む人同士で中古品を売買する”二手群“というチャットグループに写真と値段を投稿して売り払っていきます。感覚としては小規模なメルカリみたいなもの。

こんなふうに撮った写真に値段を書き入れてチャットグループに投げていきます
(免费は無料という意味)

それで売れ残ったものは、現地でできた友人に無料で譲渡します。

とはいえ、あまり押し付けすぎるわけにもいかず、テキパキと処理していたつもりが、結局出発直前にも物が結構残ってしまい、大半のものは捨てていくことになってしまいました。
計画的な準備が大事ですね。

そしてもう一つやらねばならぬのが、帰国前手続きです。
まるでスタンプラリーのように、留学生事務所、所属学部(私の場合は国際関係学院)などなど4カ所くらいから各書類にスタンプをもらったり、学生証を失効させたりしないといけないので結構大変。

おまけに、手続きを完成させるためには退寮、つまり寮の部屋を解約した上で、その証明書を大学に持っていかないといけないというちょっと面倒な仕様に。大学の窓口の開業時間が日中に限られているので、深夜・早朝の飛行機で出発する人とかどうするんだろうと疑問に思いました。

2. サヨナラ…そして卒業式

そして、留学あるある。現地の人々との別離。

授業がいくつか被っており、一緒にテスト勉強したり、グループワークをしたりしたりといろいろな場面でお世話になっていた友達とご飯を食べにいきました。

蒸気石鍋魚なるお魚料理を食べにいきました〜〜

その人は宁波(寧波、上海の近く。寧波の乱でおなじみ)の出身。日本のアニメや歴史にも興味を持ってくれていて、時々日本語についての質問をしてくれてたりもしていました。
お魚料理をつまみながら、期末テストどうだった〜という話や、くれていて、いつか日本で会おうね〜という話をしてお別れしました。


そしてもう一人、食堂でたまたま出会った日本史オタクともご飯に。
こちらは広州の出身。

なんと室町時代が好きだということなので(まさか中国人から、大内だとか斯波だとか日本人でも知らんような大名の守護の名前が出てくるとは…!)、私が愛読している、室町時代が舞台の漫画をプレゼント。

そのほか、直接は会えなかったけどお世話になった友達にメッセージを送ったり。とはいえ別離に際して特段泣いたりするタイプでもないので、今思えば結構あっさりと別れてしまいました。
(???「涙の別れなんて僕達には似合わない。 だって また会ったときに恥ずかしいからね」)


そして最後のビッグイベント、卒業式。

北京大学国際関係学院
2023年卒業典礼

一年しか在籍していなのに烏滸がましいですが、いちおう学位取得要件を満たせたので晴れて卒業です。

ちなみに、卒業の際にはいわゆるアカデミックガウンを着ます。

こんなの。ちなみに学科や学位(学士・修士・博士)の違いによってスカーフの色や
ガウンの柄が違います。

卒業式の何日か前、これを着てキャンパス各所で記念写真を撮っていたのですが、キャンパス見学に来ていた子連れの親に「子供と一緒に写真を撮ってくれ」とせがまれる場面も。

日本でもよく知られているように、超学歴社会である中国では、親もめちゃくちゃ教育熱心。
ちなみに、こうした教育熱心な親のことを、北京大学を含め有名大学が密集している北京市海淀区から、”海淀妈妈(海淀ママ)"とか“海淀爸爸(海淀パパ)"とかいいます。日本で言う教育ママ・パパ的なニュアンスです。

こうした親御さんたちがたくさんキャンパス見学に来ていて、建物や、卒業生と思わしき北京大生と一緒に写真を撮っていました。

僕らと子供が一緒に映った写真を撮った親御さんも、我が子が将来、北京大に入れるように、卒業生にあやかっているのでしょう。

さて、そんなこんなで卒業式の翌日、だいぶドタバタしましたが日本の実家に送る予定の荷物を出荷し、部屋を片付け、無事退寮の手続きを終了。

お片付けが終わり、出発前に撮った寮の写真。
1年間、お世話になりました。

荷物を両手に抱え込んで北京駅へ。最初の目的地、許昌へと向かいます。

最後に撮った北京西駅。また来れますように。

というわけで、ちょっと短いですが今回はここまで。
次回からは本当に旅行記を投稿していきます!!!






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