シカゴ交響楽団のヴァイオリニストは半分がアジア人だった。

野田愛子さんというヴァイオリニストのことをティボール・ヴァルガのからみで調べていて、彼女が所属するシカゴ交響楽団のサイトをみたら、ヴァイオリニストのメンバーの半分はアジア系の名前だった。

コンサートマスターは台湾の方で、メンバーには中国本土の出身の方もいる。ほかには韓国の方、両親が中国人でアメリカで生まれた二世など。台湾と中国の方は政治的にはロシアとウクライナみたいなものだから、どうなんだろうとは思うが、音楽の世界ではべつに国境は関係ないのかもしれない。

日本、中国、韓国が世界の弦楽器奏者の大きな供給源だとはきいたことがあるが、32名のうち15名がそうなのだから、シカゴ響ではまちがいなくそうなっている。

ちなみに、ティボール・ヴァルガのチャイコンを聴いていて、かれの情報をウィキで読んでいたら、お弟子さんに野田愛子という名前があった。クリックすると野田愛子という亡くなった裁判官に紐づけされていたのだ。それで、この方は裁判官もやりつつヴァイオリンもなさったのだろうか、となって、野田愛子さんを深掘りしたら、ウィキのまちがいで、裁判官でないシカゴの野田さんにたどりついた、というわけだった。


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