「ブルージーブルースターメローメローメロー」終了しました。
当初の予測を大幅に超えるたくさんの方にご来場いただきましてありがとうございます。
ブルージーブルースターメローメローメロー
この悪ふざけとしか思えないタイトルは劇団で新作を作ることができなかった2年間の経験や構想の集大成でありもう一度進み出すための狼煙でもあります。
全てのストーリーを完結させるためにはとても現実的な上演時間では足りず、全ての設定や世界を網羅するためにはどうしても舞台での表現だけではまかないきれません。
この2年間で手に入れたオンラインでの発信ツールや台本そのものの販売など活動制限を食らってなければやろうともしてなかったことがジワジワと作品の可能性を広げているのかなと思っています。
コバヤシライタ本人の脳内世界でのストーリーというのは今までも「いつかユークロニア」や「Thumbs up!」でもやってきたのですが、そこに「girandole」や「ギボンの足跡」のような時間軸を動かす要素を入れて、さらに多元宇宙にしてしまい、「Poggle」で出てきたDOMガシェットを取り入れてより自由度の高い設定になっています。
ストーリーというのは「制約」から生まれます。
壊れたものは元通りにならないとか時間だけではなくて、この世に同じ人間はいないとか、地球は一つとか。
ブルージーブルースターメローメローメローはそのような制約が最小限になってしまっているので無限に広がってしまいますし、平気で生き返りますし、平気で壊せますし、何人でも何個でも生み出せる大量の宇宙を舞台にしてしまったことで今までにない途方もない長さの作品になってしまいました。
ぜひ無理のない感じでお付き合いいただけたらと思います。
さて今回は過去にないくらい台本が売れました。
ちょっとビックリするレベルだったのですがあまりにも上演だけでは消化不良だったのではないかとビクビクしていますが、台本で読み返して色々考察が出来るからなのではないかと思うことにします。
もちろん台本を読み込んで上演の時との違いや、考察や予想のきっかけなどを探すだけでも楽しんでいただけるかなと思います。
近いうちに上演映像と稽古場用台本も販売いたしますのでその時はよろしくお願いします。
上演映像は来場された方もおすすめです。
映像としてのクオリティは記録用レベルであることは容赦いただきたいですが、表情とか髪型とか全てこれからの続編につながっていくので見ておけば必ず色々はかどることまちがいなしで。
今回は来れなかった方もぜひ追いつくためにどうぞ。
もちろんこれから上演する作品は全て単品でも楽しめるようになってるのでいつでもどこからでも劇コバをよろしくお願いします。
さて、公演が終わりダラダラしていたら2021年が終わるみたいです。
2022年こそはたくさん作品を上演できればいいな。
どんなに活動の幅が広がっても私はチケットを買ってワクワクしながら座っているお客さまの前でやる作品を作るのが好きです。
次も劇場の一番後ろで皆さんに気づかれないようにひっそりと隠れていますのでまたライブに遊びにきてくださいね。
それでは良いお年を。
コバヤシライタ