韓国沼は底なし沼だった② 過渡期編
50歳、独身、一人っ子のたね子です。
前回に続き、韓国沼に落ちたお話をします。
前回の①はこちら↓
韓国ドラマ「天国の階段」を見て、すっかり韓国ドラマにハマって、たね子の日常が韓国に浸食され、一気に新しい扉を開きます。
当時は、見たい韓国ドラマを見るには、DVDを買うか、レンタルするか。
あるいは、ケーブルTVやスカパー! で見るか、少し遅いけど、民放、BSなどの放送を待つか、という方法でした。
私と母はもう洗脳されてますから、放送なんか待ってはいられません。
次々とクォン・サンウの出演映画、ドラマのDVD買って見ていくのです。
こうなると、今度は気になるのは、韓国語です。
あの、前回の旅行で全く読めなかったハングルをどうにかしなくてはいけない!
何て言ってるか知りたい!
字幕なしでみたい!
はい!
思い立ったが吉日!!
韓国語の勉強をスタートさせます。
といっても、まだ、韓国語教室も少なく、私の住んでいるところにはありませんでした。
とりあえずは、本を買って勉強をスタートします。
そんな時、ついに夢のようなことが起こるのです。
あのクォン・サンウに会えるチャンスがあると言うじゃないですか!!!
その名も
「済州島 クォン・サンウと特別な出逢いツアー」
あの画面の中のスターが、しかも異国の俳優と会えるなんて想像もしてなかったこと。
会いたい!
見たい!
オッパ~って言いたい!!
もう気持ちは韓国に飛んでます。
しかし、そんな簡単には会えません。
済州島で、映画のロケ地見学とファンミーティングで、なんと、2泊3日で15万~!
前にソウル行った時は、29800円だったよね?
それが15万!?
いや、スーパースターに会うからね。
仕方ないよね…。
でも、こんな、チャンスは二度とないかも!
「行くしかない!」と母に言うと、
てっきり行くものだと思っていたら
「行ってきたら?」
えっ?行かないの?
あんなに夢中だったじゃん!
なんで?なんで?
別に韓国まで行って、会いたくないとのこと。
あー、ひとりで?
しかも、済州島…。
一人で海外。。。
どうしよう。
どうしよう。
迷いに迷って、もう一生会えないかもしれないから行く!
愛の?力ってスゴいですね。
なんてことでしょう。
韓流スターの手によって、あのたね子さんが、一人で海外旅行に行くというではありませんか。
しかも、15万かと思ったら、滞在時間の長い飛行機を選んで、デラックスホテルに、一人部屋料金を追加したら20万も払うことに。
すっかり洗脳されて、財布の紐も緩くなってきています。
(劇的ビフォーアフター、加藤みどりさん風で読むと、罪悪感が消えます!)
勢いで申し込んだものの、やはり、初の一人海外旅行。
しかも、私の苦手な団体行動。
しかも、どこよ?済州島って?
日に日に不安になりがらも、ついにクォン・サンウに会えると喜んでみたり、感情の触れ幅が
スゴいたね子。
なんとか当日を迎え空港に。
え?こんなに?
聞いてみると今回は日本各地から700人参加とのこと!この飛行機だけでも70、80人くらいいそう。
もうこの頃は、「天国の階段」の最初の放送から数年経っているので、皆さんベテランのようで、ほとんどお友達と一緒で、しかも、お姉さんばかり…。
帰りたい。
アウェイすぎる。
行く前から、別の意味でドキドキが止まらない。
済州島に到着。
ついに、ガイドさん登場!
なんと、空港で記念写真を撮るというではありませんか!
あの修学旅行みたいな集合写真。
一列目には「クォン・サンウ済州島での特別な出逢いツアー」なる横断幕が!(看板だったかな?)
一般旅行客に冷ややかな目で見られながら、とんでもないところにきてしまったと思うのです。
よくよく見渡してみると、アラフィフ、アラカンのお姉様が中心。あとで聞いてみたら、私のバスは、20代1人、30代2人(1人は私)、40代も数人でした。
本当に韓流は中高年ブームだったんですね。
(今は私もこちら側ですが)
さて、バスに乗り込み、まずは映画のロケ地ツアー!
今思うとめちゃくちゃおかしいのですが、まだ、公開してない映画のロケ地ツアー。
普通、映画見ていたらあのシーンのあの場所だー!って感慨深いでしょうが、なんといってもまだ見てないですから、ふと、冷静になると、何してるの私ってことに。
ここで乱闘シーン撮りましたって言われても、なんのことやら。訳のわからない街中の交差点とかに突然降ろされるのです。
とりあえず、よくわからないけど、みんな四方八方写真を撮りまくります。
ここで、バスで一緒になった一人で来ていたお姉様と意気投合。
とりあえず、ぼっちは回避します。
そんなことを何ヵ所か繰り返し、いよいよファンミーティングです!!
まだまだ長くなりそうなので、一旦まで。
③につづきます。