層状の世界
先ほど犬の散歩から戻ってきました。
哲学者が歩きながら独り言を言っている図があるように、歩を前に出すという連続した動きは、ひらめきや気づきをもたらすもののようです。
考え事がある時 妙に歩きたくなりませんか。
今気づきましたが、私の目下の目標である、「空になる」とか「無心になる」(そういう瞬間を多く持つ。)こととは相反する行為ですね。でもやっぱり、まだまだいろいろ考えたくなることは多く、そんな時はやっぱり歩きたくなります。
その1時間少しの 散歩の間にも
… あ
と思う瞬間がありました。
曇り空で、紅葉している樹々もあれど かなり落葉しているすこし寂しげな景色の中を歩いていて、とてもしっくりくる感覚がありました。
これで いいんだ
という感じ。
取り立てて すごいことやラッキーなこと、話題になることはなにも起こってないけれど、今の瞬間を 安心して生きている平安な気持ちがやってきました。
地味に。
いい感触。
これは言い換えれば、今の現実を受容したことによる 穏やかな気持ちだったのだと思う。
自分以外に 物差しを設定してそれに近づこうとしていた頃にはなかった気持ち。なぜかというと、いつも 自分を変えようとしていたから。そうやって自分を矯正しようとするのは つまり 自分をこれじゃだめだと言っていることだから。
ずっと昔にこの理論は 分かってました。「現実に抵抗しない。受容すれば平穏が訪れる。」とはエックハルト・トールの話の中にもありました。
でも 分かりました。
ほんとうに 芯まで理解するのは とても時間がかかるんだと。
体感、体現するまでに 教えは雨水のように、じわじわと浸透する。
層状の世界だな と思います。
一皮ずつ 一枚づつ理解が深まっていく。
層状の世界という題名から、次元のことだと期待した方がいたらすみません。次元も重なっているといいますよね。次元は 同じ空間に重なっている。いや、高次元では空間も実はないと言われているので、そういう説明もできないか。
とりあえず、2回目の投稿ができました。
深く考えず、思ったことを書く。私のリハビリ。