生き癖ってあります
私が20代の頃、大学を卒業してバイトをしながら日本語教師養成講座に通っていたときの仲間と中華料理屋さんで打ち上げをしていた その時のこと。
「トイレに行くじゃん?いつも必ず奥から二番目に入るんだよね。無意識なんだけど出た後 あ、まただって思うの。」
という自分の発言と、少なからず周りにも賛同されていたことを、なぜか 昨日のことのように覚えています。その店の美味しかった餅料理と匹敵する鮮明さで思い返す。そんなに 特別な機会ではなかったし、気持ちよくほろ酔いだったので、30年近く経った今も記憶にくっきり残っているのが不思議といえば不思議。
そして 今も こうして思い返している。
でも 少し思いを巡らせれば、その理由は 明らかで 『人には 生き癖がある』というテーマを 私はずっと持っているから。
いきなりだが ここで 私の生き癖を 列挙してみよう。
+まずは奥から2番目のトイレの個室に入ること。
+そして、二つ目は頭に浮かんだアイデアを実行することへの躊躇い。
子どもの頃 想像力が豊かでいろんなストーリーを断片的には思いつくけれども、完結させられなかった。小学生のころ、姉妹で落書き帳に漫画を描いては見せ合っていた。でもお話が完成することはなく、いつも勢いで最初を描くだけ。
降りてきたアイデアをそのままの輝きで形にできない失望も幼いながらあった。それが、今 本当にしたいと思うことを後回しにしてしまう癖になっている。
+三つ目。これは二つ目と重なる部分もあるけど 楽しみを取っておこうとしてしまう癖。
子供の頃は、本が好きで、図書室も好きだけれども読書量は決して多くない子供だった。それだというのに私の漠然と感じていた心配は、「ここにある本を全部読んでしまったら、どうしよう。」だった。
今の私が 当時の自分に声をかけられるとしたら
「読みたいなら 読んじゃっても大丈夫。他の図書館に行くとか本屋に行くとか 次なる展開が必ずあるから。」とかなんとか言うだろう。
このように わくわくしたらすぐ行動!(バシャールも言っている)というスピリチュアルな基本の教えに ちょっと待て!を出してしまう生き癖が私には備わっている。
なんでシンプルに やりたい、やろう。って行かないのか
答えは、上手くできないのが怖いから。自動的に 自分で自分を厳しく裁いているということなんですよね。
そして いつしか せっかく持っていたフレッシュなアイデアは 日が経ち過ぎたキムチやワインみたいに食欲をそいでしまう。
そんな自分に たいがい嫌気がさしてきました。
ぐちゃぐちゃ考えすぎる自分を 脱ぎ捨てたい。
楽しみにフォーカスして 気楽に書いてみたいなと思いました。
脱皮!
殻を脱ぎたい。