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生きてたから今がある【⑦】

ある女の子の物語
憂鬱な日々
大人の顔色を伺う日々
自分の生まれて来た環境に
自分の持って生まれた宿命に
生きた心地などないこの場所を
どれだけ呪って来たのただろう?
女の子は家族そのものがとても汚く
拒絶するようになったという
早く大人になりたい
早く自由になりたい
いつまで続くのか?

女の子は洗濯物を手で洗い
食器は自分の物だけ別に置く
できる限りの反発をするようになっていたそうだ
そうした日々の中で
毎日のように朝からお酒を飲むママ
夜中まで飲み歩き朝が起きれず
ズル休みをするお父さん
何の尊敬もできなかった…
女の子はついに言ってしまった
『大人のくせにズル休みするなよ。』
そこから溢れ出す言葉が
止まらなくなっていた
女の子は泣きながら訴えていた
しかし次の瞬間ガチャーン…
姉の悲鳴と共に
何かが流れ落ちて来る
女の子は頭に手を当てた
手には真っ赤な血がついていた
近くにあった瓶で
ママに頭を殴られていたからだ…
どうして?
あなたは一体誰なの? 
女の子の心は破壊されていったという…
この先どれだけの暴力が
女の子たちを襲うのだろう?


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