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推しのサイン


「推し」って言葉を使いだしたのはここ数年。

そう呼ぶ前から
私が夢中になる対象は2次元だった。

3次元の人物に推しがいたことが無い。

ので、
アイドルや俳優ファンの事情はわからないが、先日「あぁ、これは決定的に違う。」と思うことがあった。


兄が好きなアイドルのサインをもらったと
LINEで自慢してきた。

横には直筆で兄の名前と短いメッセージが書かれていた。


これは2次元にはできないな…
いくらでも作り出すことはできても、
「本物」じゃない。

「直筆」ってのは無理だ。
実体がないもの。

握手だってできない。

それができる3次元の推しってすごいな。
同じ世界に生きているってすごいよ。


ほとんど思ったことなかったのだけど、
(羨ましい…)と心の中で呟いてしまった。



ま!
私は2次元にときめいている毎日が
超しあわせだからいいんだけどね!

実体がない分、そこには無限大の可能性があるしね!


兄貴はサイン当選おめでとう。

私だってハッピー推し活ライフなんだぜって
語りたい。

今度実家帰るか。



ではまた。



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