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自己主張 vs 人間関係


あなたは自分の意見をどれだけ伝えていますか?
自己主張は時に人間関係を深める鍵にもなりますが、逆に関係を壊す原因にもなり得るのです。

自己主張と人間関係の関係性

自己主張とは、自分の意見や気持ちを相手に伝える行為です。自己主張は、適切な形で自己表現をするスキルとして重要です。しかし、自己主張の仕方や相手との価値観の違いによって、人間関係の質は大きく変わります。

自己主張と人間関係のパターン

1.自己主張する × 相手が同じ価値観

自己主張する場合、相手が同じ価値観であれば共感が生まれ、関係は良好に維持されます。

2.自己主張する × 相手が異なる価値観

自己主張する場合、相手が異なる価値観であると、人間関係が悪化しやすく、対立が生じることがあります。その結果、自分と似た価値観の人としか関係を維持できず、人間関係が狭まることになります。

3.自己主張しない × 相手が同じ価値観

自己主張しない場合、相手が同じ価値観であれば衝突は避けられますが、自己表現を抑えることで心理的ストレスが蓄積されます。

4.自己主張しない × 相手が異なる価値観

自己主張しない場合、相手が異なる価値観であると衝突は回避できるものの、表面的な関係にとどまり、深い信頼関係を築くことが難しくなります。

人間関係を崩さない自己主張の方法

アサーティブ・コミュニケーションは、人間関係を良好に保つための有効な方法です。相手を尊重する枕詞をつけることが大切です。たとえば、「私の考えではこう思うのですが、あなたの意見もぜひ聞きたいです」と伝えると良いでしょう。また、相手の考えを受け入れた上で自分の意見を伝えることも重要です。具体的には、「確かに○○という考え方もありますよね。でも、私は△△の視点で考えていて…」という形が望ましいです。

さらに、柔らかい表現を使うことも効果的です。「違うと思います」と言う代わりに、「私は少し違う風に考えています」と表現することで、相手が受け入れやすくなります。また、非言語的コミュニケーションの重要性を理解し、アイコンタクトや穏やかな声のトーンを意識することで、より良いコミュニケーションが実現します。

まとめ

自己主張をしすぎると人間関係が狭まり、しなさすぎると自分自身が苦しくなります。重要なのは、適切な伝え方を学び、相手を尊重しながら自己表現をするスキルを磨くことです。そのスキルを身につけること、言葉遣いや表現の工夫によって、自己主張と人間関係のバランスを取ることが可能だと考えています。


臨床心理士・公認心理師をしながら、ビデオグラファーとしてインタビューを軸としたドキュメンタリー映像を制作をしています。WEBサイトにて、これまでの作品集を掲載しています。是非、ご覧ください。

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