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【第三回】都道府県社協オンライン研修会~カンタンマップ編
こんにちは、サイボウズソーシャルデザインラボ災害支援チームのsayakaです。サイボウズでは、災害支援ライセンスの試用が都道府県社会福祉協議会(以下、県社協)で広がる中、災害時のキントーン活用を学びたい県社協職員向けに、オンライン研修会(全5回)を実施しています。
災害支援ライセンスとは
災害復旧・復興のために、サイボウズのすべてのクラウドサービスを、半年間無償で利用いただけます。
第三回「連携サービス設定」の研修の様子をお届けします。
災害支援ライセンスで使って頂ける「連携サービス」は
●あっとクリエーション社の「カンタンマップ」「ジオコーディング」「カスタムレイヤプラグイン」
●トヨクモ社の「フォームブリッジ」「プリントクリエイター」「kViewer」「kMailer」の4製品
です。
災害支援ライセンスを導入した社協さんとは、毎週1回30分の無料Zoom雑談を数か月間実施していますが、圧倒的に多い質問が、この連携サービスの設定についてです。
私も入社前は連携サービスを使ったことがありませんでしたが、それでもマニュアルを見ながらであれば、問題なく設定できました。
が、それはkintoneの知識があったからで、kintoneをはじめて使う社協さんには、APIトークンだとかプラグインだとか、その仕組みを理解することは難しいかもしれません。
今回もテキストに沿って学習を進めていきます。災害ボランティアセンター(以下、災ボラ)でキントーンを活用するために作られたマニュアルです。
今回の一時間の研修では、「カンタンマップ」「フォームブリッジ」「プリントクリエイター」についてお話しました。このnoteの記事も3回に分けて実施報告を行いたいと思います。
■カンタンマップ x kintoneアプリについて
カンタンマッププラグインは、「ニーズ管理アプリ」で使います。
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カンタンマップとニーズ管理アプリ
社協職員が被災者のニーズの聞き取りを行い、それをkintoneに登録していきます。登録された情報は、カンタンマッププラグインによって地図上に表示され、行政など誰とでも被災状況やニーズ情報の共有が容易に出来ます。
■カンタンマップ:よくある質問
ニーズ管理アプリに、「カンタンマップ」「ジオコーディング」の表示が出てこない
以下は正しく設定された場合の画面です。「カンタンマップ」アイコンをクリックすると、活動住所がマップとなって表示されるのですが、そもそも、そのアイコンが表示されない、という質問が結構多く寄せられます。
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カンタンマッププラグインの追加が必要です。
そもそもプラグインって何?
拡張機能のことです。kintoneで言うと、基本機能だけだと出来ないことが多くあります。例えば「郵便番号検索プラグイン」をインストールすると、郵便番号から住所を自動入力することが出来るようになります。
プラグインとは、を理解してもらい、「カンタンマップ」「ジオコーディング」等のプラグインの追加方法は、テキストp34に沿って説明を行いました。
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他には、
カンタンマップで地図上に全部の活動住所がプロットされない
という質問もよくあります。
住所から緯度経度変換をする「ジオコーディング」プラグインが設定済みでも、そのような問題が起こる場合は、
ニーズ管理アプリで、緯度経度が入力されていないことが多いです。
カンタンマップで地図上にプロットされた位置が正しくない
ニーズ管理アプリで、緯度経度が入力されていても、それ自体が間違っている場合があります。
・カンタンマップで地図から間違った場所に表示されている●をクリックしてデータを開き、レコード内の緯度経度を一度削除してみる(住所も、今一度確認する)
・再度ジオコーディングをしてみる(住所から緯度経度が割り出される)
・カンタンマップで確認
これで大抵解決しますので、お試しください。
■以上、カンタンマップでした
カンタンマップはプラグインなので、説明を聞けば皆さん、イメージがつきやすいようです。ベーシックな土台に必要な機能を追加して、使いやすくするイメージです。
カンタンマップのプラグインがインストールされていない場合、アプリでニーズ対応完了/未完は確認は出来ます。また、どの地域が緊急性があるかなどの確認も出来ますが、やはりマップ表示であれば一目で状況が確認ができ、尚且つ共有も容易です。手間を省いてくれるのがプラグインです。
以上、あっとクリエーション社の連携サービス(カンタンマップ)についてでした。続いて、トヨクモ社連携サービスの説明です。
<トヨクモ社連携サービス>
〇フォームブリッジについての研修の様子はこちら
〇プリントクリエイターについての研修の様子はこちら