チームワークあふれるサイボウズに入社するまでの話
初めまして!この5月からサイボウズに入社しました。社内では、さやかと呼ばれています。所属はソーシャルデザインラボの災害支援チームです。どうぞ宜しくお願いします。
サイボウズ/kintoneとの出会い
元々kintoneユーザーです。2020年に、複業として現在も勤めている災害医療支援NPOのHuMA事務局でkintone担当者になりました。サイボウズは「チームワークあふれる社会を創る」という理念のもと、kintoneをNPOなどに特別価格で提供しています。
HuMA事務局は3名体制で、全国の医療従事者であるHuMA会員が災害支援やイベント運営をボランティアで担当しています。ボランティアや事務局のメンバーはリモートで作業をし、kintone導入前は各自が個人のツールや環境を使用していたため、情報共有が課題でした。
また、災害支援中は、派遣メンバーは日中に医療活動を行い、夜は宿で事務作業に追われ休息を充分に取れない生活を送っていました。私もHuMAの会員として海外派遣に何度か参加しており、厳しい寝不足の日々を経験しています。
それがkintoneのおかげで、IT人材がいなくても業務改善が実現され、平時・有事問わずボランティア会員の負担が大きく軽減されました。この成果に大きな喜びを感じ、サイボウズに感謝の意を伝えたい、サイボウズのチーム応援ライセンスという社会貢献活動を広めたい!と動き出した結果、2021年、チーム応援ライセンスの活用事例イベントにオンラインで登壇することになりました。
この後、私は更にkintoneハイになり、より大きな舞台での発信を目指すようになりました。そしてHuMAは2022年に、kintone hive 東京大会に登壇の機会を得ることができました。
kintoneびと達との出会い
この初めてのkintone hiveの参加によって、サイボウズ社員の方々の温かさやkintoneコミュニティの魅力に触れることが出来ました。その後、SNSを始め、ユーザーイベントやサイボウズのイベントに積極的に参加するようになりました。
こうして社員やユーザーさんとの顔の見える関係性がいつの間にかどんどん構築されて、私はkintone沼にどっぷりハマっていきました。
サイボウズ災害支援チームとの出会い
2023年2月にトルコで地震が発生しました。これが現在私が所属する災害支援チームと出会うきっかけとなりました。以前からXで繋がっていたサイボウズ社員コジロウさんの協力で、HuMAと災害支援チームは、kintoneゲストスペースを通じて被災地の情報共有を行いました。
kintoneを通じて異なる業種の団体が繋がり、被災者のために協力活動に携わる。これこそチームワークあふれる社会、と非常に感動しました。
この協働を機に、私は災害支援チームの柴田リーダーの活動をフォローし始めました。その中でも特に、全国の社会福祉協議会にkintoneを導入する取り組みに影響を受けました。
これまでは私は「災害医療業界におけるkintone導入」と言う支援者側に焦点を置き、他のNPO医療団体とのkintoneでの連携やゲストスペースの活用を提案してきました。が、地域の核となる団体(被災者側)を強化するという考え方に共感しました。
ご縁からの応募
2023年11月、Cybozu Daysでkintoneユーザーの朝活イベントに参加し、オンラインで顔見知りだったkintone認定資格チームや様々な肩書きを持つ中村徹先生と初めて実際にお会いしました。私のHuMAの名刺から、柴田リーダーの活動に感銘を受けたという話に広がりました。
しばらくして、先生から「ソーシャルデザインラボ(防災プロジェクト担当)」の募集についてご連絡をいただきました。自分でこの採用サイトを見つけたら迷っていたかもしれませんが、先生のような方に教えてもらったことが嬉しく、少し自信に繋がり、思いきって応募しました。
平時での関係がもたらすもの
現在、私が所属するチームでは、災害支援プラットフォームの全国展開を目指しています。平時に築かれた信頼関係が、災害時の効率的な支援に繋がると言われています。今後は、全国の社会福祉協議会の方々とのミーティングや研修、イベントに積極的に参加し、まずは顔を見て安心出来る関係を築いていけたらと思います。
入社後、初めての社内チームミーティングに緊張しながら参加した時も、実はnoteやSNSで繋がっていたという方々が多くいると分かり、すぐに不安は払拭され会話が弾みました。平時のつながりは、有事だけに関わらずどんな時でも力になることを実感しました。
また、顔の見える関係は、いざという時に助け合えるだけでなく、日々の生活を豊かに彩ってくれるものだと思います。2022年にkintoneコミュニティに参加してからの数年間で、そのことを強く感じています。これからも自然な繋がりを大切にし、既にお知り合いの皆様やこれから出会う皆様と交流を深めていきたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。