【第三回】都道府県社協オンライン研修会~フォームブリッジ編
第三回「連携サービス設定」の研修の様子をお届けしています。
災害支援ライセンスで使って頂ける「連携サービス」は
●あっとクリエーション社の「カンタンマップ」「ジオコーディング」「カスタムレイヤプラグイン」
●トヨクモ社の「フォームブリッジ」「プリントクリエイター」「kViewer」「kMailer」の4製品
です。
特に通常から連携サービス設定に関する質問が多い点を踏まえ、今回の研修で「カンタンマップ」「フォームブリッジ」「プリントクリエイター」の説明を行いました。
〇あっとクリエーション社～カンタンマップについての研修の様子はこちら
〇トヨクモ社～プリントクリエイターについてはこちら
この記事は、トヨクモ社連携サービス（フォームブリッジ）についてです。
■フォームブリッジ x kintoneアプリについて
事前登録、活動予約、当日受付、ニーズ管理アプリなど、すべてのアプリでトヨクモ製品が使われています。今回は、フォームブリッジ x 事前登録アプリについて説明します。
フォームブリッジと事前登録アプリ
災害ボランティアとして参加したい方々が、フォームブリッジで作成されたWebフォームより申込みをします。フォームブリッジからの申込情報は、事前登録アプリに蓄積されます。kintoneで申込情報のグラフ化はもちろん、ソートがけも簡単に出来るので、例えば被災地近隣のボランティア希望者のみを絞り込んで連絡する、も可能です。情報を集めたその先に様々な柔軟性・可能性が生まれます。
■フォームブリッジ：よくある質問
まずは結構多いこの問い合わせから…
ログインが出来ない！
トヨクモ社のヘルプページは大変充実しているので、ご活用ください。
今回は、実際にログインするところまで画面でお見せしました。
QRコードが機能しない
ボランティアに参加応募をしてもらうために、
・フォームブリッジと事前登録アプリをAPIトークンで連携
・フォームブリッジのURLでQRコードを作成し、そこから応募してもらう
というのが本来の流れなのですが、事前登録アプリのURLでQRコードを作ってしまい、実際に外部の人が登録しようとするとログインを求められて使えない、と問い合わせが入ることがよくあります。
「連携は済んでいますか？」と聞くと、「分からない」「連携とは？」という答えが返ってきます。
APIトークン（秘密の暗号キー）を入れていないから使えないのです。
外から人が入力するものなので、セキュリティをしっかり設定します。
連携しましょう！
よって、今回の研修では、まずは連携の設定をデモしました。
次に、フォームブリッジでフォームを作ります。
（👆 これが、ボランティアさんに登録で使ってもらうフォームです！）
フォームを作成します。が、フォーム作成前に、マニュアル1.に書かれているように、まずは、連携するkintoneアプリをあらかじめ作成しておく必要があります。災害支援アプリパックに、事前登録アプリは含まれているので、はじめての方はそれを使ってみたら良いかと思います。
このマニュアルの中では、4.が特に大事。図の中の「APIトークン」の枠の下に灰色の文字で、「レコード追加のアクセス権が必要です」と書いてあります。これを読み逃して、正しくアクセス権を設定せず、うまく動かない…という問い合わせが多いです。
この後、マニュアルの8に沿って、フォームのレイアウトを好きなようにデザインする方法をお見せしました。
■その他、いろんな機能について
条件分岐について学びました！
条件分岐は、選択した内容によって、項目をだし分けることができる機能です。回答者によって、回答が必要な項目だけを表示することができます。災害支援の場合、例えば「個人情報の提供に同意する」をクリックしてはじめて、氏名や電話番号などの入力画面が現れる、と言ったような設定が出来ます。
回答確認画面で、確認画面を表示する、を学びました！
また、回答の送信前に、自分の入力内容を一旦確認できるかどうかの設定が出来ます。デフォルトでは確認画面は設定されていないので、必要であれば設定できます。また回答完了画面のメッセージも「ご回答ありがとうございます！」から、例えば「ボランティア当日にこの画面を受付で見せてください」のように、自由に変更できます。
多言語化設定も学びました！
入力後の送信ボタン、「回答」「確認」、様々な表示方法があると思いますが、ボランティア登録なので「登録」に変えたい場合などに使えます。
また、この機能は、自動で使用ツール上の言語で変更されるので、外国人の被災者が多いボランティアセンターに有効です。
保存・更新 を忘れずに！
更新できない、反映されない、という問い合わせも多くあります。
大抵、保存や更新をしていないケースなので、ご注意ください。
どのマニュアルにも「［保存］して、［更新］まで行います。」と書かれているので、きちんとマニュアルに沿ってやっていけば大丈夫です。
■以上、フォームブリッジでした
ログイン、連携設定からフォームブリッジの使い方までを説明しました。連携さえ理解出来たら、あとはkintoneと同様、直感的に操作できるので問題なく扱えると思います。
以上、トヨクモ社連携サービス（フォームブリッジ）についてでした。続いて、プリントクリエイターの説明です。