非効率に価値を見出す
私は芸人の「令和ロマン」が好きです。
一つ一つの言葉選びとか、例え話とか頭がいいんだなと思わせてくれます。
そんな令和ロマンがテレビで「昭和は非効率に価値を見出す時代」といっていました。本音か笑いを取るかは定かではありませんが、昭和がどうこうかは分かりませんが、令和は「効率に生きる時代」なのだと思います。
完全に同じではありませんが、令和ロマンは以下のようにも言っていました。
「タイパ」という言葉をよく耳にしますが、以下のようなことらしいです。
タイムパフォーマンスの略。時間あたりのパフォーマンスや時間対効果を意味する言葉です。効率的に時間を使って満足感を得ることを「タイパが良い」「タイパが高い」と表現します。
今の10代~20代というのは「タイパ高く生きること」が重要なのかなと思います。
私もそれは否定しません。仕事していれば、残業せずにいかに仕事を終わらせるかにこだわっていますし、どちらかというと私も「タイパ高く」生きようと思っているタイプです。
育児もしたい、仕事もしなければ、その中で自分のやりたいこともしたい、、、正直時間がいくらあっても足りないので「タイパ高く」しなければやりたいこともやれません。
ですが、「タイパ高く生きる」ことは「幸せ」と同義かと言われればそうではないと思います。
私はキャンプに興味があるので、youtubeでよく見るのですが、「火をおこす作業」はチャッカマンではなくマグネシウムを使って火おこししたり、「コーヒーを飲む」のも自分で豆を挽いてお湯で抽出して飲んだりします。
もう一つ例にとると、若者に「フィルムカメラ」がはやっていると聞きます。スマホで写真を撮れば早いのに、わざわさフィルムカメラで撮り、現像するまでのわくわく感を楽しむということもあります。
そこには「タイパ」という概念は無く、どちらかというと「非効率」であると思います。ですがその「非効率」の中にわくわく感であったり、高揚感を覚えるわけです。
子どもと折り紙をするときに調べずに鶴を折るなど自分自身「非効率に価値を見出す」必要があるのかなと思いますし、「非効率を楽しむ」ことが必要なのかなと思います。
一つ一つ意思を持って取り組み、物事を楽しみたいものです。
この辺で。