ミネラル

西村賢太の小説を昔はよく読んでいたが、最近は読めていない。

2年前、大阪の祖父の家に帰省した際にテレビに流れていた訃報を見た時にはまだ自分の中での西村賢太熱は熱くて、「この人のことを全員忘れてはいけない。」「人々が毎日思い出すぐらいに西村賢太がいかに面白い小説を書いていたかを世に伝えたい」と思っていた。

もちろん芥川賞を取っているのですでに認められていることではあるが、深夜ラジオが自分だけに語りかけているかのように聞こえる風に、自分は西村賢太に対しては自分の拠り所にするような選民思想にもつながる特別な感情を持っていた。

時は流れ、その当時は毎日同じ冷凍うどんと死ぬほど甘い黄金糖と練乳アイスを死ぬほど食べ、糖分中毒で鬱になりドアノブで首を吊ろうとして失敗した祖父も、今は千葉の実家で両親と一緒に暮らし、昔からの趣味の麻雀をまたやり出し、通して優秀な成績を記録している。

自分はというと最近は仕事が定着してきて毎日忙しくしつつも、PMAで取り組めている。(バッド・ブレインズ参照)

ただ、その弊害として自分の好きなことを何も忘れていないけれど、考えない時間はできている。

忘れてはない。考えていないだけ。

とはいえ、確認する作業は必要でしょう。

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議事録
・全芸人が死んだあと、生存したYoutuberだけがする「逃走中」もどき
・天皇と上皇は顔が似ているのはなぜか。
・黒のスエードでハイカットのスニーカーはもうこの世には存在しない?(情報求む)
・リンプ・ビズキットと赤軍
・無印のジンジャーキーマ(再販求む)

あれ?もともと俺は何も考えていなかったのかも。
いや、マジでそうだ。

俺って何も、なにもだ。

笑えねぇ

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