#3 ギフトで”ハレの日”をつなぐ|たんど~るのリブランディング
ごあいさつ
はじめまして。
岐阜県美濃加茂市でバウムクーヘン屋とケーキ・カフェをやっているお店、たんど~るです。
本note「たんど~るのリブランディング」では、オープンから約4年たってリニューアルオープンする想いをお伝えします。
#3は、たんど~るの具体的取り組みとも言える、「ギフトで”ハレの日”をつなぐ」をお届けします。
ギフト=贈り物
"ギフト"とは、広辞苑で見ると、以下の通りです。
ギフトとは、贈り物、贈答品。
日本古来の贈答文化
日本の贈答文化の始まりは、神道の考え方である"産霊(むすひ)"と深いつながりがあります。
"産霊(むすひ)"とは、
物事を発生させ発展させていく目に見えない霊的な力
のことで、神道の影響を受ける多くの日本人の思想の根底にある考え方です。
全ての物事は"産霊(むすひ)"によって現れ発展するという考え方から、古代の宗教工事の奉納品やそのお返しという形で贈答文化が始まったと言われています。
こうした文化が、農耕社会の日本で収穫したものを分け合ったり、そのお礼をしたりする双方向の関係性に発展していき、日本独自の"贈"と"答"の文化がつくられていきました。
現代日本の贈答文化
では、そんな贈答文化は現代でどうなったのか。
今では、個人的なお祝い事や年中行事など、特別な日に贈ったりお返しをもらったりするものへと変化してきています。
そして、日本人にとっての特別な日は、"ハレ"です。
特別な日、ハレ
"ハレ"とは、民俗学者の柳田國男が唱える、非日常を"ハレ"、日常を"ケ"と考える日本人の伝統的な価値観です。
例えば特別な行事を"晴れ舞台"、その日に着る服の事を"晴れ着"とよぶこともこれに由来するそうです。一方、江戸時代までは普段着のをこと"ケ着"と呼んでいたそうです。
"ハレ"とは折目や節目となる日の事で、年中行事や祭りなどが該当するそうです。賛否両論ありますが、非日常という点で葬儀もハレと考えると、冠婚葬祭も"ハレ"にあたります。
ハレからハレの日へ
しかし、考えてみると、人生は節目=ハレばかりです。
子供が生まれた日も、初めて一人で歩いた時も、学校に入学した時も、よく会う友人に会う一日も、はたまた久しぶりの友人に会う一日も、どんな一日も全て誰かにとってのハレです。
たんど~るは、そんな些細な節目もすべて含めて、"ハレの日"として、
ハレの日を少しだけ特別にする
Making "HARENOHI" more special
そんなお菓子やイベントを発信していきます。