第0回 意外と知らない!PhotoshopとIllustratorの違いは?
クリエイター業界ではよく使用されているPhotoshopとIllustrator。名前だけなら知っている方も多いのではないでしょうか。
弊社では技術部・制作部関係なくほぼ全ての部署でよく使用されています。かくいう私も使わない日はない!というほど毎日使っている無くてはならないソフトです。
でも正直どこから勉強して良いかわからない、そんな人のとっかかりになるような超初心者向けの知識を紹介していきたいと思います。
01.はじめに
Photoshop、Illustratorはアドビ株式会社が開発したソフトです。この他にもwebページを作成するためのソフトや3Dに特化したものなどもあり、動画編集やデザインをするにあたって必要なアプリを多数公開されています。
Photoshop、Illustratorはその中でもイラストや画像を取り扱うためのソフト…と言うと同じように聞こえるかも知れませんがそれぞれ得意なことが違います。
大まかに説明すると
■Photoshop…
・写真の加工
・写真の合成
・筆で描いたような濃淡のあるイラスト制作
■Illustrator…
・図形(ロゴ、アイコン制作)
・平面的なデザイン
・雑誌やチラシなどのレイアウト
にそれぞれ特化しています。
なぜこの違いが出るかというと画像のデータ形式が違うからです。
02.データ形式の違いって何?
Photoshopは「ビットマップ画像」Illustratorは「ベクトル画像」を扱うソフトです。
ビットマップ画像は沢山の点が合わさったもの(ドット絵やテレビの液晶画面をイメージして下さい)で構成されており、拡大するとぼやけてしまいます。写真や拡張子でよく見られる.jpg、.pngなどのデータはビットマップ画像にあたります。
ベクトル画像は点・線・面を基本とした数値データで構成されており、いくら拡大してもデータが記憶している形状を再現してくれるようになっているのでぼやけません。
Photoshopは無数の点で構成されていることにより沢山の色を扱うことに長けているため上の写真のような加工を簡単にすることができます。
Illustratorは写真に対して細かい修正・色調整をするのは難しいです。
反対に、ロゴを作るときにPhotoshopの筆ツールなどで作成していた場合は突然「ロゴを使った大きい看板を作りたい!」と言われたときに困ってしまいますが、Illustratorを使って作成していればいくらでも拡大できるので対応することが可能です。
03.まとめ
このように得意なことがそれぞれ違います。写真やデザインを同時に扱うチラシ作りなどでは併用されている方も多いです。
弊社でもPhotoshopで写真や画像の加工を行い、Illustratorで文字やレイアウトを仕上げるといったように2つのソフトを組み合わせて使用する事が多いです。
目的・用途に応じて適宜使い分けをしていきましょう!
編集・杉原
追記:PhotoshopやIllustratorは下記の公式サイトか、amazon、電気屋さんで購入できます。体験版もあるのでぜひ試してみてくださいね。