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鶴居村立幌呂小学校で「とべないタンチョウわたる」の朗読をしました

当団体を主宰する円道美由紀が、2024年2月7日に鶴居村立幌呂小学校にて「とべないタンチョウわたる」の朗読をする機会を得ることができました。そのご報告をさせていただきます。

当日の朝ー音羽橋

朝は冷え込んで気温はマイナス21度を記録し、音羽橋周辺ではタンチョウたちが寒い朝を迎えていました。

2024年2月7日 朝の音羽橋

鶴居村立 幌呂小学校

鶴居村立幌呂小学校

お昼過ぎに、12人の子どもたちの在籍する幌呂小学校へ向かいました。
こちらの小学校とタンチョウとのつながりについて述べさせていただきます。

72年前、大豪雪でそれまで人里に殆ど姿を現さなかったタンチョウが餌を求めて畑に舞い降りました。ところがマイナス30℃の続く里にも餌はなく、3羽のタンチョウは動けなくなってうずくまっていました。

そんな様子を発見した幌呂小学校の児童が新田校長先生に報告しました。校長先生は、「ほっておけない」と、凶作にも関わらず農家を周り貴重なトウモロコシやソバを分けてもらいました。それをタンチョウに与えたのです。

これが鶴居村での給餌の始まりとなり、給餌場の数も増えました。そのお陰で、絶滅寸前から、およそ1800羽まで数を増やすことができました。

現在も冬の間は毎朝、子ども達が自分たちで育てたトウモロコシを給餌しています。

ところが、私(円道美由紀)はその学校が閉校間近と聞いたのです。
慌てて本の出版を早め、子どもたちにお礼の気持ちで本を届け、できることならば朗読したいと思いました。

その夢を、今回実現させて頂きました。

「とべないタンチョウわたる」朗読会

注記:以下の写真は掲載の許可をいただいております。

朗読の様子


朗読後に生徒たちと


当時をよく知る鶴居伊藤サンクチュアリの元レンジャーである音成様には、子ども達の質問に詳しくお答え頂きました。

音成さまより当時の様子について

実は、ちょっとしたオチがありまして…
2024「年」の閉校と思っていたのですが、実際は2024「年度」の閉校という勘違いがありました。

ただ「とべないタンチョウわたる」をお受け取りいただいただけでなく、朗読までさせていただき、至福の時を過ごすことができました。

受け入れてくださった学校の皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました😊

村の方々の献身的な愛と活動に、感謝いっぱいの一日でした。

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