透明なキラキラ天使メジロ
タイトルの写真は、我が家の縁側。貝細工の南国の鳥を飾っています。
植物たちが縁側で日向ぼっこしている部屋に
たまたまボンヤリ座っていたら
陽の光が当たり始めたガラス戸に
鳥のシルエットが2つ。
さーっとやって来て ばさばさして
雨樋にとまったかとおもったら 殆ど葉っぱがついていない
モクレンの枝にとまりました。
そして、同じことを数回繰り返すのです。
大きさから言ってスズメだろうと思っていたら、
二羽が羽ばたいたときに ぱあっと陽が差しました。
広げた翼はとたんに透き通り、
羽根の骨?が透き通ってみえるほど。
銀色に透き通って光る羽を初めて見て
私は興奮してしまいました。
なんてきれいなの!
ほんの一瞬の出来事でした。
貴婦人がさっと広げた羽根扇。
それが逆光で 透き通って
キラキラ光を放っているような感じでした。
さて庭に来た鳥は誰なんでしょうか?
またやってきて枝に止まりました。
ん? 体が丸い!
ガラスにホコリがついていて
クリアに見えないけれど
心なしか うぐいす色。
目が、目が、 メジロでした!
あれはメジロの天使への変身!
バレエダンサーのようなメタモルフォーゼ!
有吉京子さん作バレエ漫画「スワン」の
天才少女リリアナを思い出した私(^o^)です。
気になる方は、メジロ 羽根 透ける で検索してみてください。
渾身の写真を撮った方たちが ブログで紹介していますよ。
高性能のカメラとメジロ情報の豊富さ、
羽根の後ろに透き通るであろう背景まで考え、そして一瞬の極めつき
シャッターチャンスを待つ忍耐、鳥への愛情と撮影技術の結晶だと思います。リスペクトしかありませんね。
子供の頃、このモクレンの木にちょくちょく
やってきていたメジロたちを 物影からそっと
見ていた 祖母と母と私。
「ウグイスがこんなに来るなんて縁起がいいね~」と祖母と母。
へえこの鳥がウグイスなんだ と 大人になるまで信じていた私。
少し笑える懐かしい我が家の記憶です。
それにしても 窓硝子には埃がいっぱい。
窓拭きしなくちゃね。