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ママカリを作ってみました

  タイトルの写真はサッパと言う魚です。岡山では甘酢漬けにしたサッパを「ママカリ」と呼び郷土食なのだとか。名前は聞いたことがあるけれど生の魚は初めてみました。体調は17,8cmくらいでしょうか。コノシロに似ています。

  さて、休みの朝は釣りのつりお君。最近私が大きめの魚をさばくのを嫌がるので、小ぶりなものを釣ってきます。チヌ(黒鯛)やメジナ(クロ)は良く釣れますが、小ぶりでも「鱗をはがしてもらうと助かります」というと頭と内臓もとり、きれいにしたごしらえしてもらえるので、魚料理のハードルが下がってハッピーな私です。鱗がしっかりした魚を下ごしらえすると親指の付け根や手首が痛くなってきたのですね。

  昨日のつりお君の釣果はカワハギ、小アジ、チヌ、そして私は初めて見る通称「ママカリ」本名サッパというニシンの仲間らしい小型の魚。初めての魚と言うのは、小さくても私には重荷かも・・・。
  ママカリというニックネームは、「ママ(ごはん)を借りて食べたいほど美味しい」「稲刈り(ママカリ)の時期に脂がのって美味しい」という説があるとのことです。

  さて、昨晩は下ごしらえが簡単なカワハギをお煮つけにしました。「新鮮だからキモを食べたい」というので、取り出したキモをきれいにしてお湯でさっとゆがき、茶こしでこして小さなスプーンでスリスリして裏ごし。私の手のひらより小さいサイズのカワハギ4尾からとれる肝はほんのちょっぴり。それに醤油少々と一味を微量加えてマゼマゼ。油が分離してきましたがぐい飲みに入れて冷蔵庫へ。そうすると適度に固まり簡単「キモ醤油」のできあがり。つりお君満足。

  カワハギのお煮つけは生姜の千切りをたくさん入れ、味付けは本みりん・酒・醤油。毎月第一日曜日に移動販売してくれる豆腐屋さんの木綿豆腐を加えました。このお豆腐は食感が少しポソッとして粗めの仕上がり。そこが私たちは好きなのです。魚のだし汁を気持ちいいほど吸って、カワハギ本体よりも豆腐が美味しい状態になったように私は思いました。もちろんカワハギ本体は文句なく美味しいのですよ。

  

真ん中の丸い身体の魚はアジの仲間のメッキ、他はマアジです。みんな小さいです。メッキは南の魚。暖かい海で生きるので九州でも冬にはいなくなってしまうと聞きました。

  今朝は出勤前にアジとチヌを干物にしていたつりお君。今、扇風機の前には干しかごが下がっています。今日は雨だから身が厚いチヌの干物は時間がかかりそうですが、夕ご飯には間に合うでしょう。つりお君、まめだね。

  ああ~それなのに私はお弁当のおかずをランチボックスに入れ忘れてしまいました。野菜と蒸し鶏のケチャップ炒めは、かなり美味しくイタリアンぽくできていたのに。ごめんなさい。お昼ごはんの時ショックを受けてはいけないので職場に「おかず入れ忘れ」の電話を入れました。

  と朝からやらかしてしまった私。初めは「今日は体調がいまいちだからママカリは作らない。サッパは冷凍しておこう。」と思いましたが、罪滅ぼしに「ママカリ」なるものを初めて作ってみようと思い立ち、今から下ごしらえをしようとnoteを書きながら決心したのであります。

  岡山県のホームページにママカリの作り方が載っていたので参考にさせてもらいました。(昨夜からつりお君もママカリを検索していた)

  サッパの鱗は結構はがしにくかったです。お腹付近は小骨が手に刺さる感じがコノシロに似ています。頭と内臓を取り腹開き。その後、背骨は指でしごきながら取る。それに塩をして30分くらい置き、少量の酢で洗う。軽くキッチンペーパーで水分を拭き、用意していた甘酢(米酢、酒、本みりん、砂糖、生姜千切り、塩)に漬けて冷蔵庫へ。本来は一日以上漬けるみたいですが、夕食時には試食予定。皮は軟らかいです。アジやサバの酢〆のように皮を剥ぎとらなくてよさそう。

  さて、つりお君は満足するでしょうか?コノシロの酢漬けとどう違うのでしょうか?続きはまた明日~

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