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耐えたよ~ 楓さんと私
タイトルの写真は庭の楓さんです。
私たちは一緒にもうすぐおわるであろう酷暑を乗り切り中です。
9月になり、久々の清涼感ある風に吹かれて朝の散歩をしていたら、近所を流れる海に繋がる水路の水位がかなり高くなっていることに気づきました。そうだ、今日は十五夜で秋の大潮の時期。お月さまが海を吸引しているのね(^▽^)/
朝ご飯、お弁当作り。パートナーつりお君のアイスコーヒーとほうじ茶をポットにセット。台所を片づけ、部屋に箒をかけ朝のルーティーンが終わりました~。ホッと一息、コーヒーを飲もうかな? なにげなく玄関を開けてみたら
ん~ 良い風~ 快適! 風が通る~。
ついに地球沸騰化という言葉がでてきたくらい、今年の夏は長期間にわたり格段に暑いです(暑かった と 書きたいけれど今日も熱中症アラートが出ています)。この夏、私は遺言書のようなものを書こうと計画したくらい弱っていました。
夏を乗り切るための工夫はしたんですよ。早朝散歩に夕方お風呂。長い時間冷房を使っている体に「今は夏だよ~。」と伝え体温調節ができるようにと。しかしながらお盆すぎくらいに怠け心が勝ち、早朝散歩はギブアップしてしまいました。
それでも日々小さな工夫を重ね、弱い身体のシニア女子はなんとか9月を迎えることができました。こうやって生き延びたことがありがたい。庭に目をやると毎年葉っぱがボロボロになっていた楓も酷暑を乗り切り「私も大丈夫だった」と風にそよいでいます。
いくら環境が厳しくなっても逃げることができない植物は、主に根を通して互いに情報を交換し生きる方法を日々模索しているそうです。香りで害虫危険メッセージを送ることもあるのだとか。「樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声」ペーター・ヴォールレーベン著 という樹木たちへの愛に満ちた本を読んで知りました。お勧めの本です。
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この住宅地のあちこちにも小さな庭に植わった木々が生きています。そして昆虫、鳥、動物たち(イタチもいる)もやってきます。それを空から見ると、森といえるかも。海につながる川も住宅地の中を流れています。汽水域で生きるチヌやボラの姿も見ます。自然から遠く離れていて田舎に住む友人たちを私はうらやましく思い続けていたけれど、な~んだ今ここに自然はあるじゃないか。もちろん、私たちはひどいダメージを自然に与えているのだけれども。プランターでもいい軒下の小さなスペースでもいい、植物を植えると小さな命の循環が現れるように感じます。
午後二時を過ぎても時折いい風が吹いてきます。しかしながら室温は上がってきました。玄関でゴロゴロしながら大自然を妄想するのも限界みたい。いつもの部屋にクーラーを入れて午後の時間を過ごすことにします。お腹もすいてきましたしね。