ペット用品の企画開発してた話
◇とりあえず
今回は自己紹介でも話していたペット用品メーカーで企画開発をしていたときの話をしようかなと思います。
当初、企画も開発も未経験の状態で、持っているとすればイラストやデザインスキルと動物やペット関連の知識と、「自分は企画と開発が向いている気がする」という謎の自信という、ちょっと泳げる程度で無謀にも素手で魚をとりに潜ったところを拾っていただいたという、それもなぜ採用されたかというとたまたま”キャラクター系の製品を出したいのでその方面をデザインできる人を探していた”とのことでの入社っていうそれでいいのかなスタート。
まぁ実は開発チームが本来求めていたのはちょっと違う人材で上の人が進めただけだったらしいです!ですよね!でもお世話になります。ヘヘヘ。
といいつつも、趣味でペットショップ巡りしてるので市場にでてるものは把握してたり犬の飼育や病気についてもある程度話せるし、アウトドアとか飼育頭数少ない犬種についても話せたので、そういった所もあったんじゃないかなーと思ってますけど!思ってますけども!どうなんですかね!
◇主になにを作ってたの?
基本的には犬と猫が遊ぶための玩具を作っていました。
初っ端はとにもかくにも犬のキャラクターを描いてほしいとのことでこんなのも描いてみたり(とりあえずのことで結局描いただけでしたが)
提出orプレゼンするものも練りに練ったものからカジュアルなものまでキャラクターを意識したものを提案していましたね。
情報まとめたりプレゼンとして人の前にたってしゃべるの好きなんで楽しかったなぁ。
口の大きさや、噛む力、犬や猫の視力や色覚、ペットと飼い主のコミュニケーション効果を意識した企画をいろいろ出して、いま世には2点(+各数種類)ほど私の企画開発した商品が発売中!という感じになっています。
1つはキャラクター重視で、1つは機能重視ですね(商品については長くなるのでまたの機会に)
会社の方向性上、どちらも小型犬用の玩具ですが、いつかどこかで中型犬や大型犬用の玩具デザインしてみたいなぁ。
どこかデザインの外部ブレーンとして参加させてもらえるメーカーさんありませんか?
あと猫ちゃん用の玩具はなかなか手強かったですね……
基本的な性格上、飽きっぽいのでお金をかけて玩具を買うかというと、結論ダンボールの切れ端が最強の玩具すぎるんですよ。
あと紙袋とペットボトルの蓋。
樹脂でペットボトルの蓋の音や手触りを模して3Dプリンターで出力して個人的に試作実験してみたりしたんですけどいまいち。
ちょっとこの方向性で開発してみる方いませんか?
あのギザギザと滑り具合でなにかできそうな気がするんですよね…ブツブツ
ちなみに自己紹介で犬の話があがってましたが、猫ちゃん向けアイテムを中心につくっているメーカーさんにも大好きなところがありまして、そちらも別の記事でがっつり紹介させていただきたいですね!
いまここで言いたい!けど!長くなる!(猫壱サンとnekotoサンって言うんですけど想いがデカいので今回は名前だけで
◇それ以外にはなにをしてたの?
自分の開発以外にも、他のメンバーのヘルプとしてパッケージや広報素材をつくったりCADでポチポチ図面作ったり、紹介用の動画をつくったりしていましたね。
それに加えて特に力をいれて自分が新人ということも「うるせーーしらねーー」って一旦横に置いて進めていたことがありまして、それは……
「ECサイト+広報活動」です。
いまやネット上での広報活動は基本の基本なのですが、やはり開発を担うメーカーさんはそこまで手が回らなかったり、専門としてそういった人材を置く枠がなかったりするんですよ。
ということもあって空いた数分や昼休みなどに、昔デバッカーをやっていたことを活かして半分趣味で自社サイトとアプリの全体サイトマップと脆弱性を書き出し提出+先輩や経理さんに話し、一緒に「わからないから」と今まで誰も踏み込まなかったWEB関係の大リニューアルを進めていました。
オンラインショップこそ、製品の紹介ページのついでに販売もできる最高の広報媒体ですからね。あくまでメーカーなので前者寄りのスタンスですけど!
多少なりいままでなかった売り上げがでたり、新しく製品を知ってもらったり、長く使ってもらう為の問い合わせ先がわかりやすくなりユーザーさんからの声が増えていく様子は嬉しかったです。
同時にSNSも運営自体や月のイベント、キャンペーンの企画をしていたり。
当然こちらはショップのように売り上げのように直接手ごたえのある結果がでるものではないので、専任を立てるなんて更に難しい話で、しばらく私が企画開発との兼任でやっていたのですが、結果が徐々にでてきて広報媒体として形が整ってくるのと比例してやりたいことや出したい結果も増えて工数的に中途半端になるのは見えていますよね。
この辺りで「元々開発として必要だった人材ではなかったわけだし、会社辞めてSNSとECサイトの企画補助だけ業務委託で外部からサポートさせてもらうのが最良では?」と思い始めたのを覚えています。
このことも退社前に上の方たちと話合い、いまの形になり再度フリーランスとして開発さんたちをサポートするに至ったというわけです。
(もちろん退社の理由はこれ1つではないですけどね!)
これで少しでも開発の方が本業に集中でき、挑戦的な商品を出しやすい環境になったら嬉しいなぁなんて思ったり。
あの時、相手が新人にも関わらず話を聞いてくれて、広げた風呂敷を畳むことなくこうして続けられるように計らってくれた方々には感謝感謝。
オンラインでの活動に猫の手がほしいメーカーさんたちは、パッケージデザインや商品デザイン、SNS・ECサイトの方向性やデザインなど相談があれば雑談する気持ちでお気軽にお声がけください…!
なんかメーカーというと仰々しいけれど、パン屋さんとかお花屋さんとか、ハンドメイドで活動している作家さんとか!
大した資格とかはないけどお力になれることがあるかもしれません!
◇これからも
フリーランスになって、主にデザイン業務をしている今ですが、今後機会があれば商品企画や、企画補助的なことができればいいなぁと思っています。
もちろん広報に関しては大きな金額をだして広告企業におねがいするのが確実なんですけど、そういった大きなプロモーションを打てど、継続的な小さい活動は必ず必要なのでそういうところのお手伝いがしたい気持ち。
こんな感じでペット用品メーカーでは働いていましたとさ。
後半ペット関係なかったな~
またこういった想いを抱く切っ掛けになったペットグッズとメーカーさんももあったりするのでそれはそれで書きたいと思います。
ではでは。